読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2015年02月02日 [書籍の類]
飢餓海峡 (下)
- [著] 水上勉
- [刊] 新潮文庫
- [入手経路] 古本
- 俺満足度:★★★☆☆
円安の影響かいつも買ってた通販の激安スパゲティが値上がりしてたところにローソン100が安いという情報を得たので未体験ゾーンのチュニジア産「CIAO」とドバイ産「ジェナン」をゲト。「CIAO」のほうはなぜかシナモンっぽい匂いが漏れ出しているが味は大丈夫なんだろうか。
んで。津軽海峡から始まった物語は津軽海峡で幕を閉じた。オチが若干軽かった嫌いはあるけれども、そこに至るまでの暗くて哀しいストーリーには最後まで引き込まれた。解説によると事件の発端となった大火事も本当にあったそうで、上手いこと絡めるもんだねぇ。
ただ、ちょっと引っかかることが残ってる。結局、葛城時子を訪ねてきた男は誰だったの? 刑事も「見つかれば生きた証人になる」って話してたはずなのに放置プレーで終わったような。俺の勘違いなのか回収忘れなのか。