読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2016年01月19日 [書籍の類]
真田太平記 (12) 雲の峰
- [著] 池波正太郎
- [刊] 新潮文庫
- [入手経路] 手持ち
- 俺満足度:☆☆☆☆☆
なんか妻が気持ち悪いとか言い始めてて、悪阻という気がしなくもない。そろそろと思ってたから本当だったら嬉しい……か? まだ覚悟完了してない。怖い。
んで。真田ラノベ最終巻は真田家のその後の話でほぼ蛇足。改めて、史実という縛りがある歴史小説は池波に向いてない。解説の八尋舜右(誰?)は“小説家”としての池波をベタ褒めしてたけど、俺の感想は完全に真逆。小説家としての池波は、履かせるだけの下駄を履かせてもいいとこ下の上くらいでしょ。なにせ文章力がプロのレベルに達してないもん。
池波を評価すべきは時代劇の原作者としてだ。映像化された池波作品は小説より断然面白い。脚本家の腕に負うところが大きいかも知れないけど。