- コリン・コバヤシ
- 岩波新書
- 借り物
買ったことはあるけど読んだことはなかった岩波新書を生まれて初めて完読。職場の岩波棚を整理してたら、なぜか読んでみる気になったんだな。
んで。フランスはブルターニュ地方の伝統的な製塩の町ゲランドにおける過去と現在の悲喜こもごも。彼の国にも伝統的な職人がいるのに少々驚いた。跡継ぎ問題とか環境問題があったりなんかして、何処も似たようなものだなぁと。しかし期待したほど大したことは書いてなかったよ。生態系、ほぼ無関係だし。
著者がサヨってるのもダメ。こういう人の言葉は、たとえ事実であっても信じない。
- 山際淳司
- 角川文庫
- 借り物
壮絶にお金がないので借り物ブーム。職場の本棚を漁る日々。そこで見つけたこれを読んでみた。
んで。つまらなかったわけじゃないけど面白かったと言えばウソになる。ドラマチックに書こうとしてるからなのか知らないが、時系列が飛びまくっててついていけない。興味深い話題もあるにはあったけど面白くはない。そもそも時代が古すぎる。リアルタイムで知らない人間には厳しんじゃないか、これ。どれも俺の知ったこっちゃねぇし。
表題作は第8回日本ノンフィクション賞というのを受賞してる“名作”という話だったが、その片鱗すら感じられなかった。
- 木俣滋郎
- 公人社NF文庫
- 借り物
例によって職場で見つけた本。それを職場で読んでみた。
んで。帝国海軍の潜水艦の話。覚悟はしていたけど、木俣滋郎は今回も日本語が不自由で大変だった。なんでもかんでも「しかし」で接続するから文脈が滅茶苦茶。構成も下手だから展開が唐突すぎて全然ついて行けない。おまけに数字にも弱い。400KWは180KWの1.4倍じゃないし。そんで肝心の潜水艦については情報量が少ないんだから酷いもんだ。
もう読むだけでストレスが溜まる摩訶不思議ワールドへようこそって感じ。これでプロだなんて信じられん。
- 共同通信社社会部
- 講談社+α文庫
- 借り物
興味深げなタイトルの本を見つけたので、ちょっと職場から拝借してきた。
んで。特捜部の活躍を期待してたら、あっさりウソだった。贈収賄絡みの話で、主要登場人物はゼネコンの人と政治家。特捜部は「しかし立件は見送らざるを得なかった」とかで、ほとんど出てこない。裏表紙の内容紹介には「逃げる政・官・業、追う検察-スゴイやつらの熱い戦い!」ってあったんだけど、どのへんが?
単行本の時は『談合の病理』というタイトルだったみたい。それなら納得できるよ。タイトル変えたヤツはバカか?
- 赤池学
- ウェッジ
- 新本
実は雑誌以外を読み終わったのは今年初。いかに雑誌に時間を取られているかが忍ばれる。
んで。熟練技能に関する話だという情報を小耳に挟んだので買ってみたら期待していた内容と全く違った。技能そのものよりも技能継承に関する取り組みに重点が置かれてた。個人的には“この会社のこの人はこんなスゴい技能を持っている”的なのを読みたかったのに、継承方法で一冊書かれてもツラい。ローテクのどのへんがスゴいのか全然わからなかった。
技能も含めて総合的な循環社会を作っていこうとする考えは理解できるけど、知りたかったのはそんなことじゃないの。熟練技能に隠された真実なの。もっとテクニカルなことなの。とても残念。
- ニュートンプレス
- 月刊誌
今日も今日とて職場で読書。なんと雅であることか。
んで。『ニュートン』なわけだ。このところ興味深げな特集が多くて楽しかったんだけど今回はダメだった。銀河系3Dマップって言われてもツラいッス。心に訴えかけてこなかったので残念。
救いだったのは「ここまで進化した超高層ビル」という記事。耐震・免震構造のみならず制振&制震技術の最先端。おお、素晴らすぃ。これなら関東大震災も怖くない。ドンと来い震度7。でも古いビルは崩れるのか。困った。あと、早く1000mオーバーの超々高層ビルを建ててほしいな。
- 文林堂
- 月刊誌
仕事が始まったとたんに読書ペースが上がってくるというのは果たして如何なものか。ちゃんと仕事してるのか。いや、ちゃんとしてたら仕事中に本なんか読んでないよなぁ。
んで。『航空ファン』よ。特集は「北朝鮮の軍事力」だったけど興味ナシ。だって東側の機体ばっかりだし、古いんだもん。それよりも「航空界の値段」という記事がよかったよ。それはもういろんな値段が出てました。海自の航空燃料だったかな。JP-5? んーと、そうだった。JP-5はリッター約37円。けっこう安いんだなぁ。
- 防衛弘済会
- 月刊誌
なんとなくダラダラ仕事してたら本日2冊目の雑誌を読み終わってた。
んで。インタビューに石原都知事が登場。慎ちゃんは面白いので自衛隊を任せてみたいと思った。そしてなぜか猪木にもインタビュー。猪木に国防のことを訊いてもなぁ……。
- アルゴノート社
- 月刊誌
今日から仕事開始。しかし世の中はまだ正月休み。だから客なんて全く来ない。なので終日ダラ読書。これはこれでよい。
んで。『PANZER』の特集は74式戦車のグレードアップについて。それは絶対に必要だ。なにもしないで廃車にするようなご時世じゃないし、使えるもんは直して使うエコ精神は大切。と思うんだけどどんどん用廃されてしまうのでもったいない。そうでなくてもイマイチ機甲化されてない陸上自衛隊、なんとか上手いこと考えていただきたく。じゃないと納税者兼マニアとして納得いかないッス。
あ、バルカン・システムの連載は相変わらずアツいです。7.62mmのミニガンがとてもいいです。
- イカロス出版
- 月刊誌
2003年の1発目は雑誌。今年も雑誌に苦しめられそうな予感を抱かせる幸先の悪げなスタート。
んで。特集「戦闘ヘリ参上」は改めて思い出した部分が多かったから有意義だった。しかし内容が薄い。薄すぎる。これで1300円は高いなぁ。さらにイカロス出版の自社広告が多すぎる。何十ページ使ってるんだ。そんなこんなでけっこう納得いってなかったりするのに広告が多いと読み終わるのがラクになって嬉しいなぁなどという本末転倒な考えが浮かんでは消え。
いろいろ悩みは尽きないが2つほど楽しみな連載があるので諦めて買うしかないのかな。