- 平山夢明(編著)
- 竹書房文庫
- 貰い物
フィリピンの婚姻証明は、現地郵便局からのEMSで今まさに日本に向かっている……はず。1週間くらいで到着する……はず。しかし、実際に手にするまで信用は出来ない。フィリピンを舐めちゃいかん。アイツらマジ仕事しねぇ。
んで。ここに載ってる怪談全部、取材して集めた実話なんだって!( ´_ゝ`)フーン いやもうとにかく安っぽい。ウソっぽい。怖くない。もっと細かい設定を詰めてから発表したほうがよかったのではないでしょうか。売り物なんだからさ。
この手の話は、あらゆる面でネットのほうが上だな。
- 三谷幸喜/和田誠
- 文春文庫
- 貰い物
結婚式から2ヶ月。待ちに待った婚姻証明がようやく発行されたらしい。新妻よ、ちゃんとEMSで日本に送るんだぞ。頼んだぞ。絶対だぞ!
んで。俺の嫌いな本の3大ジャンルというのがある。戯曲、対談、私小説がそれ。この本は映画に関する対談だね。この時点で終了。だって対談を文字に起こして面白いわけがないじゃん。実際、面白くなかった。どこが面白くないとか説明するまでもない。対談なんて読むものじゃないんだよ。テレビでやっとけ。
貰い物シリーズ、つらいよぅ。
- 中島らも
- 集英社文庫
- 貰い物
フィリピンでの婚姻登録に動きはなく、通販は適当に売れており、そして毎日暑い。普段通りの平和な1日。平和嫌い。
んで。人生初の中島らもに挑戦。なぜなら貰い物の中にあったから。つまり事前に一切の興味がない状態。それどころか、中島らもの人相が大嫌いだから、むしろマイナスからのスタート。果たしてどうなったのかと言えば、うん、面白くもなんともないね。これを「ナンセンス」と呼ぶのは、なんか違う感。
貰っちゃったから半強制的に読んだけど、もういいや。
- 南伸坊
- ちくま文庫
- 貰い物
相変わらず通販が売れまくってる。過去最高ペースで。フィリピンに行きまくってるおかげで、どんなに売れても年間収支は惨憺たる有様ではあるが、それはそれとして儲かるのは嬉しい。
んで。再びシンボー。とりたてて反対するような点もなければ、これといって共感する点もない。味のないぬるま湯を飲んでいるような、そんなエッセイ。ただ、なにも得るものがなかった代わりにストレスもなかったからヨシとしよう。実際、それくらいしか褒めようがない。
ダメだ。これは間違いなく俺向きではない。
- 南伸坊
- 新潮OH!文庫
- 貰い物
フィリピンの婚姻登録は諦めの境地。まだ時間がかかるとわかってしまったのでボーっと待つのみ。早くしてくれないと困るんだけど、なにせ相手はフィリピンだからなぁ。
んで。貰い物の中にあった南伸坊に初挑戦。伸坊って変な形状の頭蓋骨を持った人という認識しかなかったんだけど、本なんか出してるのね。その伸坊が家事をしてみた話らしいんだけど、これがまたどうでもいいことばっかりで困った困った。普通、男でも家事くらいは出来るじゃん。それが出来ないことをことさらに書かれても、要領と頭が悪いなぁとしか思えないし共感出来ないし面白くもない。
本当になんなのこれ?
- 清水義範
- ちくま新書
- 貰い物
本日のお仕事終了。今日は7時間近く働いてしまった。間違いなく働き過ぎだなー。過労が心配。
んで。帰宅途中に読み終わった本日2冊目は日本に大人がいない話。大人って何よ、というところから始まって、途中色々あったけど、まとまりを欠いたまま結論は特になし。大人がいないなんていう話はいつの時代にもあるんじゃないの。実際には、昔も今もちゃんと大人はいるんだよ。サイレントマジョリティとして。この本にある“大人じゃない”人間が多数派だとは思えないし、増えているとも思わない。ゆとり世代は将来的にこうなるかも知れんけど。
清水義範にしては珍しく面白くなかった。ま、こういうこともあるよね。
- 清水義範
- ちくま新書
- 貰い物
今月の通販は未だかつてない売れ行き。これくらい売れてくれると仕事も楽しい。またフィリピンに行かなきゃいけないから、稼げる時に稼いでおこう。
んで。日本人のお行儀の話。ガキに限らず現代日本人は躾がなってない、それは自分に誇りが持てないからだ、だから文化をちゃんとしろ、と。ふむ、一つ一つ書いてることはごもっとも。読みやすいし。でも俺には身につまされるものがないからか、かなりどうでもいい印象。だって誇りを持っててお行儀もいい俺には関係がないもの。他人のことは知らん。
なんかさ、今の日本、みんな余裕なさすぎ。死ぬ時は死ぬんだし、それまでゆるーく生きようよ。
- 清水義範
- 講談社現代新書
- 貰い物
婚姻証明書の手続きに全く進展がない。どうなってんだ! NSOのボホール支局に問い合わせたところ、「コンピュータ壊れた。たぶんウイルス。本局とオンライン繋がらない。ウキキッ」という返事。全手動で登録してるから長くかかるらしい。頼むよフィリピン……。
んで。ジャンル毎、こういうふうに書き進めていけば魅力的な文章になりますよ、という実用書的な体裁をとってて、確かに教えられる点も多いんだけど、その正体は得意の面白エッセイ。活字好きなら楽しめるネタ満載。間違ってもハウツー本のつもりで読んじゃダメだ。だいたい、文章書けるヤツは教えられなくても書けるし、書けないヤツはなにしても書けないし、ぶっちゃけ文章なんてセンスと気力が全てだし。
そのどっちもない俺だが、ふと影響を受けた文章ってなんだろうと考えてみた。筒井康隆と吉田戦車だろうか。あ、あと、ながいけん閣下マジ聖典。
- 清水義範
- 講談社文庫
- 貰い物
相変わらず結婚関連の動きは全くないけれど、本業である通販はなぜか絶好調。日本経済復活の兆しか?
んで。なんとなくよく耳にする日本語の変なところなんかを面白おかしくまとめた一冊。ムック的とも言える雑多なくだらなさと表裏一体ではあるけど、サラッと楽しく読めた。この人の本は読んでて疲れないからいいやね。時間潰しにはもってこい。
逆に言えば読み応えは全くないんだけど、そこまで求めちゃ酷だってことは理解してる。
- 藤田紘一郎
- 中公新書ラクレ
- 貰い物
結婚してから1ヶ月以上経っているというのに、フィリピンでは証明書を取れる気配もない。さすが後進国。でも、今月はいきなり通販の収入が絶好調なので全て許せる気になった。結婚なんかよりも金だよな!
んで。なにかにつけて日本を滅亡させたい藤田による危機を煽るだけのなにか。怖い危ないと騒ぐだけで具体的な対応策は書かないのがお約束。結局、コイツの結論を簡単に言うと“清潔な日本が嫌い”ってことなんだよね。そんなに汚い生活が好きなら、もう勝手に糞便浴でもなんでもしてればいいじゃない。独りで。ひっそりと。他人に迷惑をかけずに。
温暖化だろうと寒冷化だろうと、なるようにしかならんのよ。強いヤツは生き残る。弱いヤツは死ぬ。それだけ。