- 酒井順子
- 新潮文庫
- 貰い物
フィリピン滞在中。今回の目的は新妻のパスポート取得なのだが、順調に行かない気配がぷんぷんしてる。さすがフィリピン、全てが使えないぜ。
んで。また酒井順子エッセイ。女体の部位に関するよしなし事を軽い調子で面白おかしく書く。なんの問題も提起しないし、なにも解決しない、つまりなんのイミもないんだけど、なんとなく読めるから偉いもんだ。それはもう徹頭徹尾どうでもいい内容なんだけどなー。
ああ、パスポート……。
- 酒井順子
- 集英社文庫
- 貰い物
数時間後にはフィリピンに向けて出発だというのに、いつものように入眠障害。ね・む・れ・な・い。
んで。トイレ的エッセイな表題作の他、「青年の単語帳」「春夏秋冬いとをかし」というエッセイ3部構成。どれも軽く読めて面白くなくはないんだけど、ページ数は「青年の~」が圧倒的に多く「トイレ~」が一番少ない。それなら本のタイトルは「青年の~」にすべきだろうと思うわけ。こういう詐欺みたいなやり方は好きじゃないわけ。
集英社の編集者にはセンスも才能も常識もないことがよくわかる。お前らもう活字やめてマンガだけ出しとけよ。
- ライフサポート・ネットワーク(編著)
- 幻冬舎文庫
- 貰い物
もうすぐフィリピンだ。ぃぇーぃ。こうなると他のことを考えてるゆとりなどなくなる。仕事? 余の辞書にそんな文字はねーよ。
んで。こういう小ネタを寄せ集めただけの本、なんてゆーの? 企画物? どうにも好きになれん。なぜなら大半がくだらないから。中にはちょっと興味深げなネタが出てくる場合もあるんだけど、ぶつ切りだから面白さが持続しない。早く終わらせて次の本に進みたいという一心で読むしかない状態。
たまたま雑誌に載ってれば楽しく読めるだろうけど、わざわざ1冊にまとめる必要なくね。
- 清水辰夫
- 新潮文庫
- 貰い物
俺は酒飲むと優しくなる、と新妻が言っていた。だから酒は止めなくていいらしい。ナイス新妻! もともと止める気ないけどナイス! タバコも止めない! フィリピンまで、あと5日。
んで。貧乏で片親の青年が煮え切らない。そういう短編集。イベントもなく、オチもなく、ただひたすらどうでもいい状態が続くだけ。いつも思うが、こういう小説って誰が読んでるんだろう。無意味だよ?
こんなつまらないもんでも、実は柴田錬三郎賞受賞作。なにその賞おいしいのと思ってググったら、集英社。無価値www
- 渡辺淳一
- 新潮文庫
- 貰い物
去年の年収のあまりの低さに不安を感じたので、不動産の登記簿謄本なんかを追加提出しに品川の東京入管まで行ってきた。偽装結婚じゃないんですよ? ホントですよ?
んで。夫から淋病を感染されちゃって恥ずかしかったから日本初の女医になった人の話。のはずなんだけど、政治活動に熱を上げ、おまけに13才下の再婚相手が理想に燃えて出来もしないアイヌ開拓を決心しちゃったもんだからもう大変。後半は女医とかほぼ関係なく、ひたすら自業自得で後味よくない。
でも渡辺淳一作品としてはいいんじゃない。愛だ恋だいうよりは間違いなくいい。