- 山本周五郎
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NHK木曜時代劇は俺が楽しみにしている数少ないTV番組の1つなんだが、今回の「猿飛三世」は人糞すぎる。大阪放送局が原作なしで制作? 公共の電波に乗せるレベルじゃねぇぞ。真面目にやれよNHK。
んで。引き続き山本周五郎、今回のは普通に時代モノの短編集で玉石混淆で読めたり読めなかったり落差激しい。読めた筆頭は超多忙な主人公のこっけいモノ「主計は忙しい」。文章まで忙しくて引き込まれた。逆に全くダメだったのは表題作。最晩年の作品らしいんだけど、なんかもう、こんなの、書かないほうがよかったんじゃないかなぁ。
作家って晩年になると面白いものを書けなくなるのがお決まりのパターンだけどさ。悲しいことに周五郎も例外じゃなかった。
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我らが航空自衛隊全面協力のドラマ「空飛ぶ広報室」が熱い! ガッキーが思ったより可愛くなかったり爬虫類みたいな男がややキモだったりするけど、これは観なきゃ。
んで。引き続き山本周五郎、今回は長めの短編4本収録。全て時代モノだったのはいいんだけど、問題は中身だわな。女主人公のお武家モノ「花筵」はそこそこ読めたけど、他の3本がどうにも中途半端。テーマ設定を欲張りすぎて軸ブレ感あり。周五郎苦心の実験作だったらしい「ちくしょう谷」は、もっとシンプルな異世界訪問譚で書けばファンタジーとして面白く出来たと思うんだよなぁ。設定自体は嫌いじゃないだけにもったいない。
今回はダメだったけど、まだまだ周五郎が続く予定だから次に期待するよ。
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津波対策の救命艇型シェルターが格好いい。ウチの庭にも小さいヤツを用意しておくべきか悩む俺、埼玉県民。
んで。引き続き山本周五郎、今回は珍しいことに江戸時代オンリー短編集。つまらない平安朝モノもクソみたいな現代モノもない江戸オンリー。毎回こうであれ。一番のお気に入りは当然こっけいモノの「真説吝嗇記」。タイトルからして素晴らしい。中身も文句なし。それ以外の話もレベル高めで、まるで傑作選。戦前~戦中の作品は世相を反映してか戦陣訓的な硬さを感じなくもないけど十分面白いからヨシ。
うーむ。時代モノの頂点は山本周五郎かも知れん。
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浦学がやってくれた。史上2回目、俺の人生では初の埼玉県勢甲子園優勝! さいたまさいたまー! この勢いで夏の初優勝……は無理だな。悲しいけど埼玉だもんな。
んで。引き続き山本周五郎、今回もまたとりとめのない短編集。俺はこっけいモノが好物だから「女は同じ物語」と「ひとごろし」は楽しく読めたわけだけど、それ以外がなぁ。どうも面白くなくてなぁ。周五郎に飽きてきたことを考慮しても、なお平均点の低さを否定できない一冊だった。
まだ手持ちの周五郎が大量に残ってるのに、ここで飽きちゃってたら話にならんぞ。気合い入れて面白い話を書け周五郎(故人)。