2014年02月 の日記
■2014年02月24日 [書籍の類]
潜水艦諜報戦 (下)
  • S・ソンタグ、C・ドルー、A・L・ドルー/平賀秀明(訳)
  • 新潮OH!文庫
  • 借り物
俺満足度:★★★☆☆

先日購入したNetGenesis GigaLink2000を使い始めて約10日間。設定変更のたびに再起動しなきゃいけない点以外は文句なし。無骨なデザインも超クール。これはいいモノを買ったぞ。高かったけど。

んで。下巻はソ連の海底ケーブルから通信を盗聴しよう作戦がメインで、後半1/3は付録の資料。潜水艦も頑張って行動してたけど、それよりもどこに海底ケーブルがあるのか予測しちゃったジェームス・ブラッドリー大佐のほうが圧倒的に輝いてたよ。上巻のクレイヴンもそうだったように諜報戦は頭脳戦だということがよくわかった。悲しいけど前線の潜水艦なんてのはただの手足だわ。

なんかもう潜水艦じゃなくクレイヴンとブラッドリーの話にしたほうが面白かったんじゃないか、これ。

■2014年02月17日 [書籍の類]
潜水艦諜報戦 (上)
  • S・ソンタグ、C・ドルー、A・L・ドルー/平賀秀明(訳)
  • 新潮OH!文庫
  • 借り物
俺満足度:★★★★

ディズニー新作「Frozen」の主題歌「Let It Go」25カ国語バージョンが素晴らしい。どの言語も素敵だけど、中でもエスパニョールにシビれた。エスパニョールしゃべれたら格好いいなぁ。でもその前に英語だなぁ。

んで。冷戦が大変だから潜水艦を情報収集に使ってみようじゃないかといって始まった潜水艦による諜報戦の話。手探りのままオンボロ艦が投入されてそれはそれで興味深いんだけど、なんかもうそういうのどうでもよくなるくらいに天才ジョン・クレイヴンが全部持ってった。限られた情報しかないのにベイズ推定で潜水艦の沈没地点を予測しちゃったりして諜報戦よりもクレイブンのほうが面白い。

えーと、潜水艦が諜報戦かなんかをしてるんだっけ? クレイヴンがスゴすぎて霞んじゃったよ。

■2014年02月10日 [書籍の類]
大本営が震えた日
  • 吉村昭
  • 新潮文庫
  • 手持ち
俺満足度:★★☆☆☆

遂にBA8000Pro(満11才)の挙動がおかしくなった。慌てて代替機を探したんだけど、お手頃な機種はソースルーティングに対応してねぇー。もう思い切ってNetGenesis GigaLink2000を注文してやったわ。高ぇー。

んで。大東亜戦争開戦直前に秘密が漏れたんじゃないかと心配になった大本営が震えた話。上海号墜落から始まって、竜田丸の強行航海、マレー奇襲の輸送船団、タイ進駐、そんで真珠湾攻撃に向かう南雲機動部隊という流れだった。上海号の話は面白かったけど、その後はとりとめのない流れになっちゃって盛り上がりに欠けた。文章に吉村昭らしいキレも感じられなくて残念。

どれか一つのテーマに絞ってじっくり書いてほしかったよ。

■2014年02月03日 [書籍の類]
自衛隊裏物語
  • 後藤一信
  • 幻冬舎アウトロー文庫
  • 古本
俺満足度:☆☆☆☆☆

下朝鮮に出張中の内閣府職員が死体になって北九州に漂着とか、一体なにが起こっているのやら。とにかくもうなんでもいいから国交断絶しろ。

んで。一言、酷い。自称“自衛隊ウォッチャー”による自衛隊の裏側らしいんだけど、全て表側の情報だわ。所詮は自衛隊未経験者の聞きかじり&参考文献から丸パクリで、中途半端なマニアにすら達していないレベル。知らないなら書かなきゃいいのに。間違いを探して著者をバカにするのが正しい楽しみ方なのかもな。楽しくないけどな。

GDPと国家予算の違いすらわからないのに軍事アナリストを名乗る著者の度胸だけは買おう。もちろん嫌味だ。