- 神子清
- ハヤカワ文庫NF
- 手持ち
血液検査の結果発表~ぅ! ALT=74、γ-GTP=230、中性脂肪=590、尿酸=8.2の4項目に異常アリ。原因は飲み過ぎ以外のなにものでもないって言われた。酒を飲むためだけに生きてるのに……ひどいや姉さん。
んで。レイテで壊滅した部隊の生き残りを率いて戦場を離脱する冒険小説。文章が上手くてストーリーも面白いからサクサク読めるのはいいんだけど、どっからどう読んでもフィクション。もちろんベースは実体験なんだろうけど、自分を格好よく書くため盛りに盛ったねぇ。逆に恥ずかしくないか、これ。
現実はこんなになんでもかんでも都合よくいくわけないんだよなぁ。
- 高木俊朗
- 文春文庫
- 手持ち
久しぶりに「めぞん一刻」を読んでいる。若い頃はこずえちゃん一択だと思ってたんだけど、不惑を迎えて八神の若さも捨てがたく思えてきた。今の俺が選ぶなら……郁子ちゃんだな。
んで。引き続きベンゲット道を死守すべく悪戦苦闘する落合工兵中隊を軸に、無茶な用兵で兵隊さんがバタバタ死んでいく話。民間人のエピソードもちょこちょこ出てきて面白かったので、こっちももう少し掘り下げてほしかった。
それにしても日本軍高級指揮官参謀連中の無能無策はなんなんだ。自分は前線に出ないからって適当すぎるだろ。自衛隊の高級幹部はまともであってくれよ。
- 高木俊朗
- 文春文庫
- 手持ち
気がつけば惑わない年齢になっていたらしく、市から特定健康診断の受診票をもらってしまったので行ってきた。血液検査なんて17年ぶりだからドキドキしながら来週の結果発表を待つ。
んで。ルソン島の戦いのうち、バギオに至るベンゲット道路で戦った部隊の話。慰霊巡拝の旅でルソンを訪ねた人たちのエピソードから始まり、後半はがっつり落合工兵中隊の悪戦苦闘。日本人移民の汗と命で開通したベンゲット道で、日本人が戦い死んでいく無情がいい感じ。高木俊朗らしくしっかり調べてて好感が持てるんだけど、たまに文章構成に難ありなのが残念。
だんだんフィリピンの地理地名がわかるようになってきてる自分にちょっと驚く。
- 高木俊朗
- 文春文庫
- 手持ち
偽装結婚で捕まったお友達が武蔵野署に勾留されてることがわかったので面会に行ってきた。公認通訳が同席しないと日本語以外NGと言われ、ほぼ話が出来なかったよ。担当弁護士さんと連絡を取れたのが収穫か。
んで。インパール作戦で弓師団の後退援護のためニントウコンで捨て石にされた井瀬支隊がほぼ全滅した話。貴重な戦車部隊だった井瀬支隊を戦車戦に全く向いてない沼沢地に投入するという素人以下の用兵に加えて、こっちはチハたん、相手はM4。どう考えても最初から無理ゲー。どこにも救いがなく、ただただ悲惨だった。
とにかく牟田口を筆頭に軍&師団司令部が使えなすぎる。そりゃみんな死ぬよ。
- 児島襄
- 文春文庫
- 手持ち
朝日新聞が慰安婦報道を取り消しだって? おいおい、朝鮮日報 日本支部らしくないじゃないか。ねつ造売国新聞社としての誇りを持って、どこまでも反日を貫いてみせろよ。
んで。指揮官の話。下巻は外人編で各国の代表選手13人。マッカーサーやらハルゼーみたいに大東亜戦争に登場したキャラなら多少は聞いたことあったけど、それ以外となるともうわからん。ウィンゲートとかジューコフなんて名前すら聞いたことなかったし、インド代表のチャンドラ・ボースに至っては軍人ですらなくて新鮮だった。
今まであんまり興味なかったけど、外人の話も面白いじゃん。たまにはいいね。
- 児島襄
- 文春文庫
- 手持ち
先日、富士山のほうまでタンデムでツーリングに行って思った。後席の妻と会話するたびよそ見運転になって危ねぇし面倒くせぇ! どうにかしなきゃってことでデイトナの有線インカムを注文してみた。これで長距離ツーリングが捗る。次はどこ行くかなー。
んで。指揮官の話。上巻は日本帝国陸海軍から14人をザックリわかりやすく紹介してた。宮崎繁三郎とか栗林忠道といった尊敬に値する人がいる一方、重要なのは学力と政治力で業務上の能力は二の次、という悪しき官僚制度は今も昔も変わらないようで序列が上になるほど無能になっていく。そりゃ負けますよ。
こんな連中のせいで無駄死にしていった兵隊さんたちのことを思うと悲しくなるなぁ……。