2018年05月 の日記
■2018年05月25日 [書籍の類]
続・マッハの恐怖
  • 柳田邦男
  • 新潮文庫
  • 古本
俺満足度:★★★☆☆

もう床屋に行くのが嫌になったので、妻に許可を取って8年ぶりの丸坊主復活。やっぱり丸坊主はいい。自分で出来るというのが素晴らしくいい。他人と関わり合いたくないんじゃ。

んで。前作のあとで発生した日航機連続事故の事故調査と、そこから見えた航空事故調査のあり方への提言をまとめた話。パイロットのミスで済ませるんじゃなく、そのミスを誘発した原因の解明こそ重要だよね、という当たり前っちゃ当たり前の主張なんだけど、この本が書かれてから40年以上経つのに、未だ日本の事故調査は刑事事件を絡めてくるからパッとしない気がする。国民情緒法の南鮮じゃないんだから、科学で語ろうぜ。

それはともかく、航空機事故ってなんでこんなに面白いんだろう。大好き。

■2018年05月10日 [書籍の類]
マッハの恐怖
  • 柳田邦男
  • 新潮文庫
  • 古本
俺満足度:★★★★

長らく商品梱包には既成のプチプチ袋を使ってたんだけど、今の注文数ならプチプチロールをその都度ハサミで切っても大した時間がかからないことに気がついた。経費削減が捗る。

んで。1966年に発生した飛行機の連続事故の原因調査の話。第3回大宅賞。カナダ機とBOAC機の事故を担当した調査団が原因を論理的にズバズバ究明していく様は推理小説よりも面白かった。対して全日空機事故を調べた木村秀政調査団の酷かったこと。科学的に可能性を探った山名正夫教授(彗星とか銀河を設計した人)をガン無視して最終的に“パイロットのミスかな、よくわかんないけど”という報告書を出すだけの簡単なお仕事で悲しくなった。

なお、どれも音速以下の旅客機事故だから、マッハがどう恐怖だったのかは不明。