読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2015年03月04日 [書籍の類]

高炉の神様 宿老・田中熊吉伝

  • [著] 佐木隆三
  • [刊] 文春文庫
  • [入手経路] 古本
  • 俺満足度:★★★☆☆

美味しくない酒だと飲む量が減ることに気がついた! 到来物のちょっと高めの焼酎がお口に合わなかった結果、大発見をしてしまったかも知れん。でもこれじゃ晩酌がつまんないから早く空けてやろ。

んで。明治~戦後にかけて八幡製鉄所の高炉を支えた田中熊吉の生涯を史実フィクション取り混ぜて描いた話。下請けの鍛冶職人から始まって常雇いの職工になり、その後もドイツ留学したり溶鉱炉を守ったりで、最終的には定年ナシの終身職工という宿老にまでなってた。東田第一高炉の火入れと同時に採用されて、炉が操業を終えた年に亡くなってるあたりもドラマみたいで、これはまさに高炉の神様ですわ。

あくまで現場にこだわって仕事に生きる男の姿って格好いいね! 俺はもっと生ぬるい人生を送りたいけど。