読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2015年07月10日 [書籍の類]
銀齢の果て
- [著] 筒井康隆
- [刊] 新潮文庫
- [入手経路] 古本
- 俺満足度:★★★☆☆
某クイズ番組のスマホ大会、事前シミュレーション開始。ユーザに流れを教えると同時にシステムの動作確認を兼ねるのが本来の姿だったんだけど、実はシミュ専用に書き下ろしたプログラムなのよね。だって本番の仕様が決まってないだもん。
んで。続けざまの筒井は、また比較的最近の作品で老人バトルロワイヤルな長編。高齢者福祉を皮肉った設定の筒井らしいハチャメチャ話だけど、やっぱし若い頃の滅茶苦茶加減に比較するとかなり落ち着いちゃったなぁって感じ。でもこれはまぁ良い意味での落ち着きで、昔の長編のように変にメタに走ったりせず、最後までちゃんとストーリーを書ききってくれて面白かった。
なにげに俺も相応に歳を取ってるのかも……いや、そんなはずはない。