読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2015年09月09日 [書籍の類]
剣客商売 (16) 浮沈
- [著] 池波正太郎
- [刊] 新潮文庫
- [入手経路] 手持ち
- 俺満足度:☆☆☆☆☆
時代劇専門チャンネルで「長七郎天下ご免!」を毎日観てる。里見浩太朗のアレ。話は暴れん坊将軍と全く同じなんだけど、長さんは峰打ちなぞせずバリバリ切り捨てる。そして締めの二刀流が格好ぅぃぃ!
んで。やっと終わった時代物ラノベ最終巻はまた長編。池波がもうすぐ死ぬ時期に書いた話は、ネタも気力も尽きてるのが明白で読むに耐えない。この10年くらい前にシリーズを完結するなり死ぬなりしてほしかったよ。ネタ切れ以降も引っ張りすぎて晩節汚しまくりだ。
それとさ、巻末解説の常盤新平よ。伊太朗が再会の約束をしたのは女郎のお篠じゃなく女中のお元な。つまんねーって思いながら流してる俺よりも読めてない人間が最終巻のラストを飾る剣客商売。竜頭蛇尾ここに極まる。