読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2019年01月09日 [書籍の類]
闇を裂く道
- [著] 吉村昭
- [刊] 文春文庫
- [入手経路] 古本
- 俺満足度:★★★☆☆
フィリピン里帰りは来月に決定。バニラエアのセブ便がなくなったから今回はセブパシなのだ。チケットは高くなったけど、第3ターミナルまで行かずに済むと考えるよかった探し。
んで。久しぶりの吉村昭は丹那トンネル掘削記。世の中でトンネルと言ったら吉村昭、吉村昭と言ったらトンネル、というイメージが定着しているくらい親和性の高い題材なわけで安定感は申し分なし。主な見せ場は前半が崩落、後半が渇水。底に穴を掘ったら上の水が抜けてくるのはわけるけど、土地が干上がるなんて素敵に大規模。トンネルに落ちてきた大量の水がどこに流れたのか文章だけではイメージできなかったけど、なんかスゴいわ。
でも、正直なところ臨場感は『高熱隧道』のほうが上だったな。丹那はズリ出しが足らねぇ。