読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2006年04月16日 [書籍の類]
高熱隧道
- [著] 吉村昭
- [刊] 新潮文庫
- [入手経路] 古本
- 俺満足度:★★★☆☆
大学の同期が横須賀に転勤してきた。もう1人同期を加えて3人で飲んでたら朝になってた。まるで学生時代の飲み方だ。
んで。メランコリックな朝帰りの電車で吉村昭を読み終わり。黒部川第三発電所用のトンネルを掘ったら岩が熱くて大変だった話。岩盤に穴開けて発破かけてズリ出しという人力サイクルで掘り進むと人が死ぬ。170℃の岩盤でマイト自然発火→職人爆死とか、泡雪崩が宿舎直撃→580m吹っ飛んで全員死亡とか。一難去ってもう二難、三歩進んで二人爆死って感じで目が離せなかった。
ただラストはいただけない。ぶつ切りすぎだ。