書籍の類 読むの飽きてきた
■2011年05月06日 [書籍の類]
タンパク質の反乱 病気の陰にタンパク質の異常あり!
  • 石浦章一
  • 講談社ブルーバックス
  • 貰い物
俺満足度:★★☆☆☆

GW中、東北地方にある母方の田舎に挨拶してきた。今まで結婚について一切伝えてなかったから、妻の突然の登場に騒然。中学生を連れてきたと疑われたが大丈夫、合法だ。

んで。タンパク質とはなんぞやから始まりタンパク質の異常が病気を引き起こすよというお話。ブルーバックらしく非常にわかりやすいような気がする書き方で読みやすい。でも実際には小難しくて理解できてないという。亀の甲がちょこちょこ出てくるのがもうね。大変。

読んでる瞬間は理解していた気がしたんだがなぁ。思い返すと何も理解してないぞ。おかしいなぁ。

■2011年04月27日 [書籍の類]
哲学者かく笑えり
  • 土屋賢二
  • 講談社文庫
  • 貰い物
俺満足度:★★★☆☆

ふと思った。俺ってアラフォー? よし、まずアラフォーの正確な定義を考えよう。まさか四捨五入なわけないから端数切り捨てにした。アラサーだった。むしろ十の位で四捨五入したら0歳児だった。安心した。

んで。哲学者がいかにして笑ったかという話と思わせておいて実は普通にお気楽エッセイ。特になにか特別なことがあるわけではなく、哲学に関するわけでもなく、すごく面白いわけでもなく、かといってつまらないわけでもなく。いやまぁ肩の力が抜けてて気楽なんだけどね。

格別文句を書けないこういう本が一番困る。俺は文句をつけたいのだ。

■2011年04月22日 [書籍の類]
教養としての「死」を考える
  • 鷲田清一
  • 洋泉社新書y
  • 貰い物
俺満足度:★★☆☆☆

どうも釜石の親戚の年寄り3名が鵜住居防災センターで行方不明になってるらしい。俺はガキの頃に会ったことがある程度だけど……。せめて遺体が見つかりますように。

んで。ちょっと前に読んだファッションを哲学した人の本。今度は死について考えてみたらしい。要するになんだ、生物学的な死についてじゃなく、社会学的な死についての考察みたいな。口語体だから読みやすくはあったんだけど、内容があったかというと疑問。言葉遊びに過ぎない感じ。

そもそも死なんて化学反応が止まるだけの話なんだから、難しく考えることないんだよ。大したことじゃない。

■2011年04月20日 [書籍の類]
臨死体験 (下)
  • 立花隆
  • 文春文庫
  • 貰い物
俺満足度:★★☆☆☆

ようやく東北へのクロネコメール便が正常化してきた。まだ東北からの注文は少ないんだけど、配達可能地域かどうか確認するの面倒だったから助かるよ。

んで。死後の世界があるのかないのか下巻。結局どう読んでも死後の世界を肯定できる資料はなかった。死後の世界というのは現代の科学で明快な説明ができないから否定はできない、という消極的な理由の下でしか存在を主張できないものだということは把握した。これはもう悪魔の証明。立脚点が間違ってる。まずは存在するって言ってる連中が証明しろよ馬鹿らしい。

科学の発展が一刻も早く死後の世界を否定できるレベルに達してくれることを望んでやまない。

■2011年04月11日 [書籍の類]
臨死体験 (上)
  • 立花隆
  • 文春文庫
  • 貰い物
俺満足度:★★☆☆☆

輪番停電終わった? 結局、ウチの区域は一度も停電しなかったな。同じエリアに西武鉄道の変電所があるから電気を止められないという噂は本当だったのか。毎回サーバ止めたり準備してたのに。

んで。死に損なった時に金色の光を見たとか死んだ婆さんに会ったとかいう臨死体験は、死後の世界を見たのか、はたまたただの脳内現象なのかっつーのを検証してみようって本。ここまでのところ死後の世界の存在を証明できるようなデータは出ていない。死後の世界あるある派のデータは自己申告のアンケートだからなー。

あるある派は下巻で決定的な証拠を提出しないと脳内現象派の勝利で終わりそう。

■2011年03月30日 [書籍の類]
DNA学のすすめ 躍動する生命の二重らせん
  • 柳田充弘
  • 講談社ブルーバックス
  • 貰い物
俺満足度:★★★☆☆

両親がウチに避難中。住まいである那須の家が震度6強を喰らって室内ボロボロ、屋外では庭の一部が崩れて駐車場が埋まっちゃったらしい。まだ築3年なのに……。

んで。ブルーバックス再び。今回はDNAなんだけど、これがもう化学式がたくさん目に入ってきて怖い。専門用語多すぎ理解できない箇所多すぎ。DNAポリメラーゼがエキソヌクレアーゼ活性でDNAを修復するステップなんてのを読むと、DNAって上手くできてるもんだねーとは思うんだけどわからんもんはわからん。

難解すぎて俺には無理だとわかっただけでも収穫だな、うん。

■2011年03月18日 [書籍の類]
セックス・サイエンス 性の分化から性行動まで
  • 石浜淳美
  • 講談社ブルーバックス
  • 貰い物
俺満足度:★★★★

あの日は、前の晩に地震の夢を見た妻が「怖いから行きたくない」と駄々をこねて大遅刻。なだめすかして家を出たら、電車に乗る直前ホントに地震が来て難を逃れた。恐るべし野生児の勘。

んで。あれから1週間、電車の運行が若干安定してくれて、ようやく仕事に行けるようになったので読書復活。性とはなんぞやということを生物学だけじゃなくいろんな観点から解説した一冊。とてもわかりやすくまとまってて好感触。減数分裂なんてのは学校で習った気がするよ。性反応とか性行動、催淫薬のあたりが特に面白かった(性的な意味で)。

読書っていいね。読んでる間だけは現実を忘れられるから。現実ツラすぎ。

■2011年03月09日 [書籍の類]
感染症の時代 エイズ、O157、結核から麻薬まで
  • 井上栄
  • 講談社現代新書
  • 貰い物
俺満足度:★★★★

島崎藤村と安彦良和を足して2で割りたくなる。そんなアンニュイな昼下がりを過ごす今日この頃。倦怠期か?

んで。タイトルがこんなだからセンセーショナルな内容かと思ったら、実際にはとても落ち着いた感染症概論だった。日本で身近な感染症の種類、歴史、症状、防疫などについてサラリと概略を知ることができる感じ。全然難しくないからストレスなしで興味深く読めた。ナイス。

感染症のこと考えると、妻の実家に里帰りするの怖くなるなぁ。飯も不味いし。

■2011年03月04日 [書籍の類]
医者の目に涙
  • 石川恭三
  • 集英社文庫
  • 貰い物
俺満足度:★★★☆☆

ウチの妻は見た目が幼い。外食に行くと、なぜか店員さんが子供用の食器セットを用意してくれるくらい幼い。なんたる合法ロリ。

んで。たくさんの患者さんの死を見てきた臨床医による思い出に残る死に方をした患者さんの話をまとめたエッセイ。なんともやり切れない死に方、それはしょうがないっていう死に方などなど、病死にもいろんなシチュエーションがあって面白かったよ。どの話も最終的に患者さんが死ぬことはわかってるから、読んでて疲れない点も評価。

ところで、直腸癌で死んだニュースキャスターの水口浩(仮名)ってホントは誰?

■2011年03月02日 [書籍の類]
ブラック・ジャックにはなれないけれど
  • 永井明
  • 朝日文庫
  • 貰い物
俺満足度:★★★☆☆

大学入試の問題を知恵袋で聞いてもいいじゃんね。大学が対策を講じてなかったんなら、使える手段はなんでも使うべきよ。もちろんリスクは覚悟の上で。

んで。神の手なんか持ってない有名でもない普通のお医者さんに、なんで医者になったの最近お仕事どんな感じなの楽しいのとか聞いたら見えてきた悲喜こもごもと浮かび上がる現代医療の問題点、たまに病気の話とか。嫌味がなくわかりやすい文章がいい具合。

みんな普通の医者でいいじゃないか。ブラックジャックになったら医師法違反で捕まっちゃうぞ。