2004年05月 の日記
■2004年05月31日 [雑誌の類]
PANZER2004.6月号
PANZER (2004.6月号)
  • アルゴノート社
  • 月刊誌
読んダラ通算14号目

ミリタリー系雑誌は特集がハズレだと終わり。

んで。特集が「74式戦車vsM60A1」だったので、対決記事がつまらないことを知りつつ買ってみたら『PANZER』得意の焼き直しモード全開で後悔した。今さら74式をサラリと紹介されても無意味。特集以外ももちろん玉砕。僅かに「ブラジルの傑作戦車EE-T1オソリオ」のメカ的な話が読めた程度。でもオソリオと言われてもなぁ。

今回も1350円をドブに捨てた気分だ。鬱。

■2004年05月30日 [雑誌の類]
航空ファン2004.7月号
航空ファン (2004.7月号)
  • 文林堂
  • 月刊誌
読んダラ通算10号目

今年は航空自衛隊創設50周年。『航空ファン』が特集を組んでたのでマニアとしては買わなきゃいけない気になった。

んで。空自特集は現職&元職パイロットがいろいろ語ってた。でも既に語り尽くされてる戦闘機のことだけだったので白け気味。空自には輸送機やヘリもあるんだがなぁ。特集以外も面白くなかったので『航空ファン』には心底うんざりさせられる。

来月号は戦競特集。どうせSPマーキングの話に終始するだろうから購入見送り気配濃厚。ってか絶対買わねぇ。

■2004年05月29日 [書籍の類]
英雄にっぽん 小説 山中鹿之介
  • 池波正太郎
  • 集英社文庫
  • 新本
俺満足度:☆☆☆☆☆

池波処分シリーズ、遂にラスト!

んで。2年くらい前、Mr.七難八苦こと山中鹿之助が月に向かって吠えた以外に何をしたのか気になって買ったけど放置してた。だから読んだのは今回が初めてなのに、なぜか読んだことのある場面がそこかしこ。つまり池波得意の使い回しネタのオンパレードだ。そして池波の鹿之介はなにもしない。月にも向かわない。ギブミー七難八苦もしない。超つまんない。こんなもん読む価値ない。

でも1年余にわたった池波処分シリーズが終わったので嬉しい。とにかく嬉しい。あの苦労も怒りも殺意も、今となっては美しい想い出だ。二度と思い出したくないが。

■2004年05月27日 [書籍の類]
武士の紋章
  • 池波正太郎
  • 新潮文庫
  • 手持ち
俺満足度:★★☆☆☆

池波処分シリーズ、ラスト2冊!

んで。引き続き昭和30年代の短編。タイトルの「武士」は“おとこ”と読ませたいらしい。この時代はどうも本当に真面目に書いてたようで、現代物に挑戦していたりする。ただしそれ以外は真田、堀部安兵衛、永倉新八といったお決まりネタだ。このへんはなんとかの一つ覚えに近いんだが、ラスト2冊だから怒りは湧かなかった。

池波の本を楽しむ最高の調味料は“もう読まなくていい”という解放感かも知れん。次はいよいよラスト。今まで読んだどの池波よりも楽しめると確信している。

■2004年05月26日 [書籍の類]
賊将
  • 池波正太郎
  • 新潮文庫
  • 手持ち
俺満足度:☆☆☆☆

池波処分シリーズも気がつけば残り3冊。早く終わらせちゃおう。

んで。昭和30年代に書かれた中短編全6編。文章力がないのは変わらないが、後年に比べればまだ真面目に書こうとしていた気配がある。同時にコピペ作家の原点も見出せるわけだが。エロ漫画ハァハァ旗本こと徳山五兵衛の「秘図」だ。後に池波はこのネタを一切膨らませることなく『さむらい劇場』と『おとこの秘図』を書くことになる。

解説を読んでたら、直木賞を取った池波に師匠の長谷川伸が“深さはあるが広さが足りない”と注文をつけたとあった。池波の深さって……長谷川伸の目はどこまで節穴だ。

■2004年05月23日 [書籍の類]
脳ミソを哲学する
  • 筒井康隆
  • 講談社+α文庫
  • 古本
俺満足度:★★★☆☆

手持ちの筒井、ついにラスト!

んで。科学哲学、解剖学、動物行動学、数学、気象学などの専門家との対談集。中には「イカ学」なんていうのもあった。情報が古くなっちゃってる部分もあったけど、専門的になりすぎることなく上手いことまとまってて、それなりに読めた。

筒井の対談というと『トーク8』の壮絶なつまらなさが記憶にあるが、相手によってここまで違うのだな。

■2004年05月22日 [書籍の類]
筒井康隆の文芸時評
  • 筒井康隆
  • 河出文庫
  • 古本
俺満足度:★★☆☆☆

中公文庫を乗り越えた喜びを抑えきれず本日2冊目。

んで。つまらなさに定評のある筒井の書評なので覚悟を決めてたんだけど案外読めた。作品ごとにじっくり解説じゃなく、一言評のようにして次から次に。引用も効果的だった。筒井にはこういう形式の批評のほうが向いてるんじゃないか。

それにしても河出文庫、ページあたりの文字数が少ないなぁ。目に優しいからいいけど。

■2004年05月22日 [書籍の類]
悪と異端者
  • 筒井康隆
  • 中公文庫
  • 古本
俺満足度:☆☆☆☆

筒井の中公文庫、手持ちラスト。

んで。中公筒井得意の寄せ集めエッセイ集。普通のエッセイの他、書評と演劇関連が少々。書評は山下洋輔を絶賛しててウザいけど、筒井の批評にしてはマシな部類。つまんないことに変わりなかったが。結局、一番面白かったのは町田康による解説だったよ。

それにしても中公文庫はホントに疲れた。よくこんなにつまらないのばっかり集めたもんだ。

■2004年05月20日 [書籍の類]
幾たびもDIARY
  • 筒井康隆
  • 中公文庫
  • 古本
俺満足度:☆☆☆☆☆

また筒井の日記。飽きた。

んで。『腹立半分日記』『日日不穏』に続く恐怖の筒井日記第3弾だったんだけどパッとしない。怒ってない。これじゃ筒井の意味がない。毎日酒飲んで本読んで奥さんと外食して息子を溺愛して原稿書いての繰り返し。超つまらん。

こんなもんを面白いと思えるのは信者だけだろう。

■2004年05月18日 [書籍の類]
ダンヌンツィオに夢中
  • 筒井康隆
  • 中公文庫
  • 古本
俺満足度:☆☆☆☆☆

また筒井。また中公文庫。もうイヤだ。

んで。エッセイ集。普通のエッセイの他、書評と演劇について。かろうじて読めたのはエッセイ部分だけで、それ以外はかなり厳しかった。筒井の批評はつまらないと相場が決まってるので書評は当然つまらない。演劇の話はさらにつまらない。

タイトルは“三島由紀夫はダンヌンツィオに憧れていた”という考察から。ダンヌンツィオを知らんので意味がわからん。

■2004年05月14日 [書籍の類]
ベティ・ブープ伝 女優としての象徴 象徴としての女優
  • 筒井康隆
  • 中公文庫
  • 古本
俺満足度:☆☆☆☆

中公文庫の筒井はツラい。本格的に飽きてきた。

んで。1冊丸ごとベティさんの研究。映画を1本ずつ取り上げて、観たことあるとかあらすじとか見所とか。でもそもそもベティさんなんかに興味がないのでつまらなかったとしか言えない。

これに限らず筒井の書くレビューは全然面白くないなぁ。

■2004年05月11日 [書籍の類]
日日不穏
  • 筒井康隆
  • 中公文庫
  • 古本
俺満足度:★★☆☆☆

そろそろ筒井を読むのがストレスになってきた。

んで。『腹立半分日記』の続編っぽい日記。好き勝手に書いてて、たまに笑えた。他人からの手紙を公開してるとこは盛り上がる。

でも所詮は日記なので、つまらんエッセイを読まされるよりマシな程度。面白いわけではない。

■2004年05月09日 [書籍の類]
虚航船団の逆襲
  • 筒井康隆
  • 中公文庫
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆

ボチボチの読書ペースをキープ。今月中に手持ちの筒井を終わらせたい。

んで。ただの寄せ集めエッセイ集。他人の文庫に寄せた解説とか単発エッセイがとりとめもなく並んでて、肝心の逆襲部分は全体の1/5くらい。テーマがバラバラでつまんねぇ。

他に持って行きようのない原稿を目立つタイトルに抱き合わせたってとこかな。

■2004年05月07日 [書籍の類]
トーク8<エイト> 筒井康隆対談集
  • 筒井康隆
  • 徳間文庫
  • 古本
俺満足度:☆☆☆☆☆

相変わらずの自堕落生活。ぐったり。

んで。筒井康隆対談集。想像を絶するつまらなさだった。とにかく対談相手がダメ。例によって山下洋輔が何回も出てきてつまんねぇ。『○○の艦隊』の荒巻義雄も出てきた。トンデモ火葬戦記で作家みたいな顔をされてもつまんねぇ。その他諸々要するに全部つまんねぇ。

そもそも対談なんて文字にするものじゃないんだよな。

■2004年05月04日 [書籍の類]
バブリング創世記
  • 筒井康隆
  • 徳間文庫
  • 古本
俺満足度:★★★★

自堕落に本日2冊目。読書以外なんもしてない。

んで。昔どこかで読んだことある気がする短編集。ほとんど憶えてなかったけど。「ヒノマル酒場」の他、とにかく良作揃いだった。この時代の筒井短編は面白い。

■2004年05月04日 [書籍の類]
乱調文学大辞典
  • 筒井康隆
  • 角川文庫
  • 古本
俺満足度:★★☆☆☆

GWも終盤戦に突入だが何の予定もない。飯ガツガツ食って酒グイグイ飲んで本ダラダラ読む怠惰な生活。

んで。これは昔読んだことある気がする。2部構成になってて、前半が文学やら文壇を茶化した辞典。元ネタがわからんので希に笑えた程度。後半の「あたなも流行作家になれる」は面白かった。作家になるためのハウツーと思いきや、流行作家になった後どうすべきかの指南ばっかり。あまりにバカバカしくて大笑いだった。

■2004年05月03日 [雑誌の類]
Newton2004.6月号
Newton (2004.6月号)
  • ニュートンプレス
  • 月刊誌
読んダラ通算19号目

GWだというのに何の予定もないからピザを作ってみた。生地の発酵を待ちながら『ニュートン』。

んで。特集「人体はどこまで再生できるか」は興味なし。それよりも「記録更新!世界一の超高層ビル」のTAIPEI101が面白かった。超高層ビルはドキドキする。でもTAIPEI101もペトロナスツインタワーも頂上にピナクル立てて高さ稼いでるから納得いかない。ビルの高さならシアーズタワーが一番じゃなかろうか。あと「デジタル・ロストワールド計画が進行中」に出てきたイクチオサウルスの目があまりにつぶらで萌えた。

そういえば竹内均が死んだな。これで「GEOGRAPHIC」が終わってくれれば嬉しい。

■2004年05月02日 [雑誌の類]
航空ファン2004.6月号
航空ファン (2004.6月号)
  • 文林堂
  • 月刊誌
読んダラ通算9号目

久しぶりに2ヶ月連続で買った『航空ファン』。

んで。特集は「ハリアーの系譜」。読みたかったのはハリアーではなく、ハリアーを積んでる軽空母についての話。軽空母大好き。イタリア、スペイン、それにタイまで持ってるんだから日本も負けてられないじゃないか。そんなわけで16DDHにかなり期待してる。基準排水量13500トン、満載で約18000トンか。全通甲板にしてスキージャンプ台つけて固定翼機を運用してくれないかなぁ。

飛行隊が空自所属だったりしたら萌え死ぬかもしれん。

■2004年05月02日 [書籍の類]
革命のふたつの夜
  • 筒井康隆
  • 角川文庫
  • 古本
俺満足度:★★☆☆☆

今年のGWは人並みにお休みをいただいたので自堕落に過ごし中。

んで。古い短編集。今回も全体になんだか冗漫でキレがない。オチの一言を書きたかっただけという感じがなきにしもあらず。特別面白い話はなかった。

でも最近の筒井に比べれば勢いとパワーを感じた。普通には読めた。