読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2003年08月21日 [書籍の類]

さむらい劇場

  • [著] 池波正太郎
  • [刊] 新潮文庫
  • [入手経路] 手持ち
  • 俺満足度:☆☆☆☆

大好評(誰に?)の池波処分シリーズは今回もハズレ本。

んで。旗本の妾腹に生まれて疎まれてきた主人公が将軍様を殴ったりなんだり大暴れしたけど結局お家を継いだ話。500ページ超の長編だけど中身スカスカ。ここぞというところで必ず別の方向に進む主人公のおかげでイベント発生のフラグが立たず、毎回新たなシナリオをゼロからスタート。全ての展開が無意味という斬新な小説だった。間違いなくやっつけ仕事。

学生時代の俺はこんなもんを面白いと思っていたのか? 恥を知れ。