2010年12月 の日記
■2010年12月31日 [年間成績]
2010年のまとめ

そんなこんなでフィリピンに6回、延べ3ヶ月弱も滞在して結婚までして読書どころじゃない1年だったけどしょうがない。諦めて読んダラ日記の8年目を振り返ってみる。

・書籍:74冊
・漫画:ごく僅か

恐ろしいことに74冊全てが貰い物。その9割以上が引っ越しの際の出土品という事実。出土品はまだ山のようにあるから困ったね。

2011年はダラリと読みたい本を読みたいけど無理そう。んではまた来年。

■2010年12月18日 [書籍の類]
ウソツキクラブ短信
  • 河合隼雄/大牟田雄三
  • 講談社+α文庫
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆

ちょっとフィリピンに行ってまいります。今回は新妻を持ち帰るだけが目的なので10泊11日の短期滞在。直行便だから楽だなー。

んで。まだ心理学者。今回はウソばかりのエッセイ。ウソツキクラブなる組織は架空だし、もう一人の著者である大牟田某というのも架空の存在。それがユーモアだと思い込んじゃってるセンスについていけない。こういうのは“面白い”ではなく“くだらない”って言うんだ。もちろん悪い意味で。あまりの内容のなさから数時間で読み終えられた点は評価できるが。

それどころじゃないんだった。フィリピン行かなきゃ。それでは皆様ごきげんよう。うわ、寒っ。

■2010年12月17日 [書籍の類]
おはなし おはなし
  • 河合隼雄
  • 朝日文芸文庫
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆

いよいよ明日、フィリピンに出発。新妻を連れてくる大事な渡航だが、まだ準備が終わってない。というか始めてもいない。パスポートとチケットだけでいいのか。他に書類は要らないんだっけか。ドキドキしてきた。

んで。また心理学者のエッセイ。何冊あるんだよ勘弁してくれよ。えーとね、今回もショートエッセイで内容は著者のちょっとした思い出話。例によって例のごとく、なにも解決しない。なにも残らない。なんでもかんでもユングユング言われるよりはマシだけど、一体どういう読者層をターゲットにしてるんだろか。

この世に心理学で解決できることなどないという確信が深まる一方。

■2010年12月13日 [書籍の類]
こころの処方箋
  • 河合隼雄
  • 新潮文庫
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆

新妻を連れてくるチケットをゲト。いつもはキャセイなんだけど、新妻のことを考えて初めてPALのセブ直行便を利用することに。出発は今週末だからバタバタだぜ。

んで。また心理学者のエッセイ。いい加減イヤになってるんだけど、ゆるーい内容のショートエッセイで読み終えやすかったからヨシとする。得意のユングユングもあんまり出てこなかった。ただまぁ、なにか問題が解決するわけでもなし、印象に残るでもなしで、役に立つとか面白いということは絶対にない。このへんが心理学者の限界。

そもそも、ストレスも葛藤もない健全な心を持つ人間に心理学など不要。そうでない人間にも不要だがな。

■2010年12月10日 [書籍の類]
日本人とアイデンティティ 心理療法家の着想
  • 河合隼雄
  • 講談社+α文庫
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆

ついに配偶者ビザ発給キタ! でも新妻単独での国際線は無理すぎる。成田空港で迷子とか言う以前に、恐らくセブ空港での出国手続きからして無理。連れて帰ってくることになるな。

んで。現代日本人が抱える心の問題への対処法だというエッセイ。俺も現代日本人なんだけど特に当てはまる話はなく、社会的な問題と言われても他人事だし、結果どうでもいい。なんでもかんでも“無意識”で語りがちだし、はいユングユングとしか。

そもそもね。心は脳内の化学反応なんだから、心を分析するんなら反応そのものを調べなきゃ始まらないと思うのよ。反応後の生成物だけを見てごちゃごちゃ言ってるだけの心理学に意味はあるの?

■2010年12月03日 [書籍の類]
昔話と日本人の心
  • 河合隼雄
  • 岩波現代文庫
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆

ウチにある唯一のモバイルPC(dynabook SS SX)のHDDが遂に死亡。6年半よく頑張った。しかしリカバリ領域にもアクセス出来ねぇってことは、HDD載せ替えるだけじゃダメだな。どうすんのこれ。

んで。日本と世界の昔話を比べて、深層心理にこじつけた戯言。はいユングユング。昔話を地域なり類型なりで分類する意義はあると思うけど、そこから日本人の普遍的な深層心理とやらに持っていくのは強引すぎないか。心理学者の言い出すことは壮絶にくだらん。読んでて恥ずかしくなる。

面白かったのは資料として巻末に載ってた昔話だけ。本文は無価値。