- 大野晋
- 岩波新書
- 貰い物
全日空の787「ドリームライナー」が来たね。乗ってみたいけど、東京-セブ便くらいしか飛行機を使わない俺にチャンスはなさそう。しばらくは指をくわえて見てるだけ。
んで。文章力アップのための日本語講座。練習問題を解きつつ進めていく形式で、これはリアル国語の授業。高校時代に大学入試対策でやった小論文の授業を思い出しちまったぜ。もう受験する必要はないから当時よりは楽しめるとはいえ、積極的に読みたい本ではないなぁ。授業怖い。
それに文章で重要なのはセンス。書けないヤツはなにやっても書けないのだよ。こんな本を読んだところで無駄な足掻きだ。読んだのに全然進歩がない俺の文章が動かぬ証拠。
- 加賀野井秀一
- ちくま新書
- 貰い物
なぜか2週続けて那須の別荘に行ってきた。ちょうど那須九尾まつりだったので、高崎市と抜きつ抜かれつしてる日本一長い稲荷寿司も食べてきた。帰り道で初めて乗った新幹線にご満悦の妻だった。
んで。外の言葉を自由に取り入れちゃう日本語は、仲間内にしか通じない局限された言語になっているから叱るよという話。でもさぁ、そもそも言葉ってのは仲間内で意思を疎通するためのプロトコルと考える俺には著者の主張がピンとこないよ。実際、仲間内で使うには便利だし、どこにも問題が? 開かれた言語にする必要があるの?
開かれた場では英語を使えばいいんじゃね。
- 金田一春彦
- 新潮文庫
- 貰い物
週末、今は両親が住む那須の別荘へ。両親と一緒に遊びに行ったなかがわ遊水園で孫に間違えられたウチの妻。敬老の日サービスで鉢植えもらったぞ。
んで。1年366日(2/29含む)それぞれの日にまつわるキーワードで1ページずつ綴った金田一中年の随筆。これだけの数があると、面白い回もあればそうでない回もあるのは当然なんだけど、総じてどうでもいいんだよなー。文章は上手いからストレスはないが、一篇が短すぎて読み応え不足。
そもそも歳時記というのが好きでない。季節なんかにとらわれてたらダメだよ。
- 阿辻哲次
- 講談社現代新書
- 貰い物
妻と一緒に近所をぶらぶら。改めて見回してみると、家が増えたなぁ。ちょっと前まで原っぱだったのに。知ってる風景がどんどん消えていくよ。
んで。セックス、シモ系、死といったタブーにまつわる漢字の話。それも近世以前の中国限定。別に知らなくても困らないし、興味が湧いてくるわけでもないし。あまりにどうでもよすぎて書くことないよ。この本には、この言葉を贈りたい。「そうなんだ、すごいね!」(AA略
こんな研究で食っていけるんだから、大学の先生ってのはいい職業だなぁ。
- 大島正二
- 岩波新書
- 貰い物
Facebook始めました。でも使い方がさっぱりわからん。なにが出来るのかわからん。どうすれば出来るのかわからん。なにこのクソUI。
んで。中国から取り入れられた漢字がいかにして日本に定着したかの話。漢字の歴史なんか心底どうでもいいと思ってたんだけど、興味なかったわりにはそれなりに読めた。でも補章での発音の比較は対比させるべき対象がなんか違う。しっくりこない。センスが感じられない。こんなんだから地味な研究が地味なままなんだ。
本の出来不出来は置いといて、漢字を上手いこと取り入れてくれた先人たちに感謝。漢字による情報圧縮は読書に不可欠だからな。