- 山本周五郎
- 新潮文庫
- 貰い物
テレマーク姿勢とか飛型点ってなによ? とにかく遠くまで飛んだヤツが一番に決まってるだろが。恣意的な評価基準のある競技なんてこの世に要らん。
んで。引き続き山本周五郎、今回のは学生時代に読んで面白かった印象がある赤ひげに20年の時を経て再挑戦。赤ひげ先生が主人公だと思ってたんだけど違ったわ。えーとね、若きエリート医師の保本登クンが、わけわかんないまま小石川療養所に飛ばされて「赤髭」こと新出先生の下で成長する話。もうね、さすが代表作。すんごく面白い。もっと読んでいたかった。
ちなみに赤ひげ先生は古谷一行で脳内再生されるよ。異論は認める。
- 山本周五郎
- 新潮文庫
- 貰い物
しばらくフィリピンへの電話にTalktipidを使ってたんだが、まともに繋がらない。チャージした料金が期限切れで消える人糞っぷりに俺の寿命がストレスでマッハ。もう二度と使わねぇ。
んで。引き続き山本周五郎、今回は大好きなパパを苦しめた怨みを晴らしたいファザコン娘が主人公。パパほったらかしで男遊びしてた母親と相手の男どもに制裁を→でも御定法じゃ裁けない→全員私刑。そうして一人ずつ殺しちゃ犯行現場に椿の花びらを残していったわけ。ミステリー仕立てで面白かったんだけど、最後の最後で罪の意識に苛まれて自殺しちゃうのがいただけない。そんなんじゃ立派なアサシンにはなれません。
こういう悲しいオチは困るんだよ。スッキリ気持ちよく読み終わりたいんだよ。
- 山本周五郎
- 新潮文庫
- 貰い物
乾燥スパゲッティってさ、茹でると重量が2.4~2.5倍になるらしい。俺の場合、1回に乾燥状態で350~400g茹でるから、つまりペロッと1kg近く食ってるのか。怖。
んで。引き続き山本周五郎、今回は江戸下町モノの中編2本。「柳橋~」は人生の局面でことごとく間違った選択をして不幸街道一直線の女が主人公。気付いた時には遅かったけど自己暗示で幸せになった気がした話。終始モニャモニャした感じでスッキリせず。一方の「むかしも~」は偶直だけの男が愚直を貫き通してようやく遅い幸せを掴んだ話。こっちはキレはないけど後味はよかった。
でも俺が周五郎に求めてるのはこういうのじゃない。もっと爆発力のある傑作を希望する!
- 山本周五郎
- 新潮文庫
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西友の豪州米に挑戦中。吉林米よりはマシだけど、やっぱり古米風味。オーストラリア時代に現地で食ってた豪州米は美味かったのになぁ。輸送と通関に時間かけすぎか?
んで。ここからは出土品の山本周五郎。根戸川下流にある浦粕というクソ田舎の漁師町が気に入ったので住んでみた。という私小説風ファンタジー。騙されて買ったべか舟(小さいボート)を青く塗ったのがタイトルの由来。登場人物がことごとく個性的というかキチガイ揃いで、なんとも奇妙な世界だった。浦粕すげーな。読んでて気持ちよくはないんだけど、変な面白さはある。
釣ってきた鮒を煮て食うシーンがちょこちょこ出てきたのが印象的。美味いのか? 泥臭くない?
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- 手持ち
不調が続く通販は、ついに月間の儲けが妻のパート収入を下回るに至った。これはだめかもわからんね。生活に困ってるわけじゃないが、そろそろ新たなお仕事を考えにゃ。
んで。世の悪評を浴びつつも、ついに酒井老中による伊達藩取り潰し計画の証拠を掴んだ原田甲斐。なにがなんでも藩を守るため、あえて逆臣の汚名を負ったまま散華した。おかげで原田家の男子は全員死罪。家名も断絶。家族大迷惑。でもどうにか藩と樅ノ木は残りましたとさ。めでたしめでたし。
原田甲斐の最期が格好よかったよ。でもこんな人が自分の家族にいたら困るなんてもんじゃない。親のとばっちりで死罪とか勘弁なんだぜ。