- 山岡荘八
- 山岡荘八歴史文庫(講談社)
- 手持ち
空自コスプレ会員チームの熊本への災害派遣は見送られることが決定。動員規模的に絶対ないと思ってはいたけど、正式決定が出てホッとした。身重の妻を残して行くのは不安だもんなぁ。
んで。荘八政宗の第3巻は関ヶ原前夜まで。ここまでは秀吉相手に一歩も引かず政宗最強物語だったんだけど、家康の前では一気に小物化した。やはり荘八ワールドでは家康が絶対王者なんだな。それはそれでいいんだけど、政宗が個人プレーばかりなのが気に入らない。もう少し家臣エピソードの厚みがほしい。特に勝手にどっか行っちゃった成実のことをもっと書いてよ。三浦友和だぞ。
あ、猫御前の切れ者っぷりはよかった。吉岡生まれの俺は愛より猫派。
- 山岡荘八
- 山岡荘八歴史文庫(講談社)
- 手持ち
妻の妊婦検診で通ってる病院が5月末で閉鎖というお知らせが来た。目立たないところにある小さな分院だから空いてていいのになぁ。6月から超混んでる本院通いかと思うと気が重い。
んで。荘八政宗の第2巻は、十字架背負った小田原遅参から朝鮮出兵の伊達ど派手行列。政宗ウキウキで秀吉とじゃれ合ってる。もうね、政宗はさすが主役だけあって、やることなすこと読み通りに展開してマジ完全無欠のスーパー武将。これでなんで天下取れなかったのっていうレベル。伊達家に縁がなくもない血筋の俺なので伊達が格好よく描かれて悪い気はしないけど、これは若干やりすぎ。
それにしても展開が高速。この調子だと、すぐ江戸時代に突入しちゃいそうなんだけど、ペース配分大丈夫なのか?
- 山岡荘八
- 山岡荘八歴史文庫(講談社)
- 手持ち
熊本地震への派遣で、東日本大震災以来5年ぶりに空自コスプレ会員の人員掌握キター。でも熊本って空自の基地ないじゃん。行ったとして拠点はどうすんだろ。陸自の駐屯地はイヤだなぁ。
んで。大河ドラマになった当時に読んで以来の荘八政宗を引っ張り出してきた。第1巻は、梵天丸もかくありたいと言った次の瞬間には人取り橋の合戦に勝利した。展開早ぇよ。北大路欣也ってこんな早々に死んじゃうんだっけ? なんかイメージと違って戸惑う。伊達家好きだしリズムよく進んで面白いんだけど、このペースだと全8巻の後半が薄くなりそうでドキドキする。
でも長らく池波ラノベの不自由な日本語が続いた後だから、ちゃんとした文章を読めるだけでも幸せ。プロの作家って素晴らしい。
- 池波正太郎
- 文春文庫
- 手持ち
派遣も育児休業給付金の対象らしいので、妻が所属してる派遣会社の社長に相談してみた。書類の準備も手続きも自分でやるから判子だけ押してくれって言ったら交渉成立。第一段階クリア。
んで。手持ち池波ラストシリーズ第24巻は本当のラスト。申し訳程度に短編2本が入った後、また特別長編。こうも長編を連発されると、どのへんが“特別”なんだかわからないよねー。そして面白くない。既にろうそくは燃え尽きているので当然っちゃ当然か。この長編は途中で池波がどこかに旅立ったせいで完結してないけど、未完でも全然惜しくないっていう悲しい最期。
とにかくこれで手持ち池波完全終了! 一生分読んだよ。もう二度と読みたくないよ。
- 池波正太郎
- 文春文庫
- 手持ち
今日は神保町の本屋で臨時の店番。昼過ぎから中座して汐留にある某テレビ局で会議に出席。その後また神保町に戻って店番の続き。仕事内容が違いすぎて頭の切り替えが追いつかない。とても疲れた。
んで。手持ち池波ラストシリーズ第23巻は、唐突展開でとても面白いとは言えない短編1本を挟んでまた長編ときた。これがネタも気力も枯れ果てたような逃げの長編で、前巻とは打って変わって水増し文章とご都合主義の乱れ打ちという酷い出来なんだけど、シリーズ終盤(人生も終盤)といったらこういう長編こそが池波の風物詩だなぁ、と思うと趣きが感じられる。かも。
もう次で終わりだからなんでもいいや。あと1冊読んで解放されるんだ!
- 池波正太郎
- 文春文庫
- 手持ち
神保町の通販倉庫への通勤は後楽園から歩くことにしてみた。なにげに徒歩のほうが地下鉄より所要時間が短いということが判明して万事都合よし。これで少しでも運動不足を解消するのだ。
んで。手持ち池波ラストシリーズ第22巻は特別長編。鬼平を恨む盗賊が関係者を殺し始めて困った話。部下やら役宅の下僕、娘婿の部下とか従兄の家の下僕という微妙に遠い人間が殺されていい感じだった。池波がシリーズ途中でぶっ込んでくる長編は時間を稼ぐだけのgdgdと相場が決まってるんだけど、なぜか今回はオールスタッフ大活躍でちゃんと読めた。
もしかしてこれはアレか、ろうそくの最期。
- 池波正太郎
- 文春文庫
- 貰い物
育児休業給付金という制度があると噂に聞いたので調べてみることに。こういうの、なんで誰も教えてくれないんだろうなぁ。自分で気がつかなかったら終わりじゃんか。行政のやり口はいつも汚い。
んで。手持ち池波ラストシリーズ第21巻。この巻は捕り物メインだった今までとは毛色の違う話が多くて新鮮だった。シリーズ終盤(人生も終盤)でここまで書けるのは素直にスゴいと思う。過去のつまんなかった巻にこういうバラエティに富んだ展開の話をバランスよく配してくれたらシリーズ全体のレベルが格段に高まったと思うんだけど、まぁいいや。
怖いのは、いよいよとっておきのネタを出した気配がするってこと。これで出し尽くじゃないことを祈るのみ。
- 池波正太郎
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- 貰い物
エイプリル・フール。どんなウソでもついていい日らしいけど、普段から口先だけのウソばかりで仕事してるふりしてお金をもらっているので、逆に今日くらいは真面目にやろうと思った。
んで。手持ち池波ラストシリーズ第20巻。俺の祈りが天に通じたのか、そこそこ面白い話が揃っててストレスなく読めたよ。鬼平に秋山小兵衛の名前が出たのは初めてかな。出版社の枠を越えて同じ世界だったのね、へー、ふーん。よくわかんないけど梅安も同じ世界にいるんだっけ? まぁ、池波世界がどうであろうと興味ないからどうでもいいんだけど。
そんなことより早く読み終えたい。早く解放されたい。