読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2007年04月03日 [書籍の類]

蟹工船・党生活者

  • [著] 小林多喜二
  • [刊] 新潮文庫
  • [入手経路] 古本
  • 俺満足度:☆☆☆☆

受け入れ試験やらなんやらでフル回転していたら今契約も残すところ10時間。その後は春休みだ。半年くらい休むかな。

んで。共産党つながりのプロレタリア文学で攻めてみた。タイトルの通り「蟹工船」と「党生活者」の2本。前者はカニ母船の仕事がキツいからストを決行したけど直後に鎮圧されたタコ部屋労働者の話。後者は当局に怯えながらも日がなアジビラ作りや街頭連絡にエネルギーを費やす無職男の話。どっちも予想外に読みやすかったけど、驚くほど無意味。ろくに仕事しないくせに文句だけは一人前というあたりが、まさに無産者。

筒井康隆の「蟹甲癬」とは比べるべくもない。当たり前か。