読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2009年02月03日 [書籍の類]
「死の島」ニューギニア 極限のなかの人間
- [著] 尾川正二
- [刊] 光人社NF文庫
- [入手経路] 古本
- 俺満足度:☆☆☆☆☆
今年の風邪はキツいなぁと思っていたら実はインフルだったというオチ。連日40度オーバーの高熱が1週間、そりゃ一部記憶も飛んじゃうさ。特効薬リレンザのおかげで辛うじて生還したが、ガキや年寄りが死ぬのも納得できる。罹るな危険。
んで。ニューギニア帰りの五流大教授が書いた本。言い回しがいちいち(下手な)文学的でイライライライラ。著者あとがきによると、戦記ではなく極限状況下での人間の素描を試みたらしい。いかにも純文学くずれがやりそうなことよな。もうね、所詮は素人作文なんだから格好つけずに事実だけ書いてくれればいいのよ。無駄に観念的で抽象的で詩的な心理描写なんて要らんのよ。マジ読んでらんない。
でも、こんなもんが第1回大宅賞の受賞作という恐ろしい事実。審査したヤツちょっと来い。