読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2009年04月08日 [書籍の類]
最後の学徒兵 BC級死刑囚・田口泰正の悲劇
- [著] 森口豁
- [刊] 講談社文庫
- [入手経路] 古本
- 俺満足度:★★★☆☆
不定期派遣でお世話になってた職場の責任者が別会社にご栄転。つまり、もう派遣のお仕事は来ないってことだと思われ。これが噂の派遣切りか(たぶん違う)。本腰入れて新しい商売を始めなきゃなぁ。面倒だなぁ。
んで。上官の命令で思わず米国人捕虜を斬ったことが敗戦後に発覚して例によって超テキトーな裁判の結果死刑になっちゃった悲しいほど運の悪い学徒兵を追ったなかなかの力作。最初から結論ありきの軍事法廷のやるせなさと言ったらない。死刑執行も朝鮮戦争勃発直前で、巣鴨プリズン最後の死刑だったというんだから可哀想すぎる。執行日時があと少し遅ければ特赦だったろうに。
こうしてみると、やはり戦争は勝たなきゃいかんよなぁ。