読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2015年06月19日 [書籍の類]

火花 北条民雄の生涯

  • [著] 高山文彦
  • [刊] 角川文庫
  • [入手経路] 古本
  • 俺満足度:☆☆☆☆

オルニチンが肝臓に効くらしい、という話を小耳に挟んだ。協和発酵バイオが評判いいけど、高いから日和ってDHCの安物を買ってみよう。これで肝臓復活の予感がするから飲んでOK!

んで。二・二六事件と同時にデビューした謎だらけの天才作家・北条民雄の生涯の話。第31回大宅賞受賞作。誰しも真っ先に思い浮かぶ言葉はこれでしょう。それ誰? そう、その正体はハンセン病に苦しみながらも文学に生きた青年だった、と言われても誰よ? かの川端康成に見いだされながらも文壇デビューから2年後に夭逝した北条民雄。って、だから誰? 残した作品も私小説みたいだし、一言どうでもいい。

最後まで北条民雄が誰だかわからないという不思議な話だった。結局こいつ誰よ?