- 渡辺洋二
- 朝日ソノラマ新戦史シリーズ
小保方にイライラする。なにがリケジョだ。STAP細胞なんてあるわけねぇだろ。っつーかそんなことよりあの女、本当は耳聞こえてるんだろ!?
んで。屠龍の話。龍を屠るなんて大仰な名前だけど、遅くて中途半端で使い道なくて地味で弱くて取り柄のない二式複戦。そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。でも実は意外と頑張っててビックリよ。雷電なんかよりよっぽどB-29絶対墜とすマンだったわ。機械分が足らないのはいつものことだけど、今回だけは屠龍の頑張りに免じて許す。
- 渡辺洋二
- 朝日ソノラマ新戦史シリーズ
- 手持ち
消費税アップ後、初の通販発送。うむ、全然売れてねぇー。これが噂の反動ってヤツか! もう一つ噂に聞いた駆け込み需要なるものは影も形もなかったけど、一体どういうことなんだろう??
んで。空飛ぶクマンバチ雷電の話。B-29絶対墜とすマンのイメージだったんだけど実際には全然そうじゃなくてけっこう残念な機体だった。プロペラ延長軸+強制冷却ファンの組み合わせには滾るものがあるけど、意味なかったどころか稼働率を下げる効果しかなかったみたいだし、振動と戦ってたら戦争終わってた感じ。個人的にはファストバックも好きじゃないので減点。
あと、いつものことだけど渡辺洋二の話には機械分が足らない。もっと機械を!
- 遠藤昭
- 朝日ソノラマ新戦史シリーズ
- 手持ち
間借りしてる問屋さんのノートPCのファンがまた止まった。POSソフトの関係で買い換えるわけにいかず、今回もファン交換で対処。XP時代のノートはそろそろ消耗パーツの入手が厳しくなってきたなぁ。
んで。巡洋艦の歴史。なにせテーマが巡洋艦なもんだから必然的に第二次大戦までがメイン。駆逐艦より大きくて戦艦より小さけりゃなんでも巡洋艦だから、用途いろいろでバラエティに富んでいたのはよかった。まぁ、そのせいで各型の説明はかなりザックリとしたものになっちゃってて残念だったけど。
ラストのほうで現代の巡洋艦(っつっても古い本だから初期型イージスくらいまでだけど)についても書いてたけど、「アーレン・バーク」を連呼しててダメだと思った。アーレイ・バークの名前を間違えちゃうようなヤツは信用できん。31ノット・バークだぞ。
- 木俣滋郎
- 朝日ソノラマ航空戦史シリーズ
- 手持ち
某CS放送のサイト運営用に独りシコシコと作ってたCMSをついに実戦投入。データの一元管理による作業の効率化に恐れおののけ更新担当のおっさん。っつか今までよく手作業でやってたな……。
んで。ミンドロ島に上陸した米軍を砲撃に行った木村少将率いる寄せ集め駆逐艦隊の話。正式には礼号作戦におけるミンドロ島沖海戦ってやつだね。一応、日本側の作戦は成功したんだけど、戦果極小で戦局に与えた影響はゼロに等しいからつまらんなぁ。もっと上手い人が書いてれば違ったんだろうけど、なにせコイツは木俣滋郎だ。破壊力のある文章は拷問レベルでストレスしか感じない。
戦史を調べるより国語の勉強をしてくれよ。
- 吉田俊雄
- 朝日ソノラマ航空戦史シリーズ
- 手持ち
今年も里帰りの季節が近づいてきたので例年通りフィリピン航空でセブ直行便のチケットを取ったよ。使えない独自マイレージの有効期限が緩和されたみたいで、これならいつかマイルで里帰りできるかも。胸熱。
んで。吉田俊雄お得意の実話を元にした小説。二水戦(ルンガ沖夜戦)、比叡(第三次ソロモン海戦)、瑞鳳(エンガノ岬沖海戦)の短編3本で、どの話も登場人物が生き生きしてて引き込まれた。ルンガ沖は勝ち戦だからいいとして、比叡と瑞鳳は艦を沈められた話なのになぜか悲壮感がないのがいい。
それと、この本の表紙イラストは生賴範義の中でも屈指の格好よさだと思う。陽炎型か夕雲型かわからんが、駆逐艦は滾るねぇ。
- 原源次
- 朝日ソノラマ航空戦史シリーズ
- 古本
ウチの妻は外人なので正式な氏名がアルファベット表記。超面倒。だから苗字漢字+名前カタカナ、ミドルネームなしの通称名を登録してきた。その名前を普段から使っている証拠が必要と聞いてたんだけど、なんも言われなかっただ。もっと早くやっときゃよかった。
んで。開戦から約1年間、伊17に乗り組んだ電信員の思ひ出。はるばるカリフォルニアまで行って米本土を砲撃した後、アリューシャン作戦に参加したと思ったらソロモン海まで下ってガ島への輸送作戦に参加したり。ってこれ本当に1年間の話なのか。忙しすぎだろ。ただ、文章にあっけらかんとした明るさがあって面白かった。潜水艦勤務、楽しそうじゃん(勘違い)。
当時の潜水艦の中がどんなものなのか想像つかないから実物を見てみたくてたまらん。どんだけ暗くて狭くて怖いんだろうか。
- 稲葉通宗
- 朝日ソノラマ航空戦史シリーズ
- 手持ち
電車が所沢駅を出た瞬間、隣の秋津駅で人身事故。発車前なら新宿線で行けたのにタイミング悪すぎだろ。電車に飛び込むようなヤツは死んでしまえ!(たぶん死んでる)
んで。旧海軍の名物潜水艦長の自伝。無茶な命令の下、伊6潜でサラトガに魚雷を2本ぶち当てたり伊36潜で尺取り虫航法を編み出したりとエピソード豊富なのに加えて文章が上手い、というか盛り上げ方が上手い。ここまで盛り上げてくれれば読んでて楽しいわ。
でも、どう考えても盛りすぎなんだよねー。冒険小説として読んでおくのが吉。
- S・ソンタグ、C・ドルー、A・L・ドルー/平賀秀明(訳)
- 新潮OH!文庫
- 借り物
先日購入したNetGenesis GigaLink2000を使い始めて約10日間。設定変更のたびに再起動しなきゃいけない点以外は文句なし。無骨なデザインも超クール。これはいいモノを買ったぞ。高かったけど。
んで。下巻はソ連の海底ケーブルから通信を盗聴しよう作戦がメインで、後半1/3は付録の資料。潜水艦も頑張って行動してたけど、それよりもどこに海底ケーブルがあるのか予測しちゃったジェームス・ブラッドリー大佐のほうが圧倒的に輝いてたよ。上巻のクレイヴンもそうだったように諜報戦は頭脳戦だということがよくわかった。悲しいけど前線の潜水艦なんてのはただの手足だわ。
なんかもう潜水艦じゃなくクレイヴンとブラッドリーの話にしたほうが面白かったんじゃないか、これ。
- S・ソンタグ、C・ドルー、A・L・ドルー/平賀秀明(訳)
- 新潮OH!文庫
- 借り物
ディズニー新作「Frozen」の主題歌「Let It Go」25カ国語バージョンが素晴らしい。どの言語も素敵だけど、中でもエスパニョールにシビれた。エスパニョールしゃべれたら格好いいなぁ。でもその前に英語だなぁ。
んで。冷戦が大変だから潜水艦を情報収集に使ってみようじゃないかといって始まった潜水艦による諜報戦の話。手探りのままオンボロ艦が投入されてそれはそれで興味深いんだけど、なんかもうそういうのどうでもよくなるくらいに天才ジョン・クレイヴンが全部持ってった。限られた情報しかないのにベイズ推定で潜水艦の沈没地点を予測しちゃったりして諜報戦よりもクレイブンのほうが面白い。
えーと、潜水艦が諜報戦かなんかをしてるんだっけ? クレイヴンがスゴすぎて霞んじゃったよ。
- 吉村昭
- 新潮文庫
- 手持ち
遂にBA8000Pro(満11才)の挙動がおかしくなった。慌てて代替機を探したんだけど、お手頃な機種はソースルーティングに対応してねぇー。もう思い切ってNetGenesis GigaLink2000を注文してやったわ。高ぇー。
んで。大東亜戦争開戦直前に秘密が漏れたんじゃないかと心配になった大本営が震えた話。上海号墜落から始まって、竜田丸の強行航海、マレー奇襲の輸送船団、タイ進駐、そんで真珠湾攻撃に向かう南雲機動部隊という流れだった。上海号の話は面白かったけど、その後はとりとめのない流れになっちゃって盛り上がりに欠けた。文章に吉村昭らしいキレも感じられなくて残念。
どれか一つのテーマに絞ってじっくり書いてほしかったよ。