- 金田一秀穂
- 角川oneテーマ21
- 貰い物
弟家族に誘われて久しぶりに西武ドームで野球観戦。楽しかったんだが、チケットってこんなに高かったっけ。昔はもっと安かった気がするんだがなぁ。
んで。またぞろ日本語本で飽き飽きしてるわけだが、日本語おじさん金田一秀穂の登場で場が一転。これは確かに新しかった。だって目上の人に醤油を取ってもらおうと思った時の正しい言い方が「醤油……」だぜ。文章にすらなってない。でも空気読めばそういうことだよな。なんて実践的なんだ。
殻に閉じこもってる他の日本語本の著者どもとはひと味もふた味も違う。さすが日本語おじさん、現実世界に生きてるわ。
- 野口恵子
- 集英社新書
- 貰い物
ついにFF14が有料化決定か。でも当然まだ新生版じゃないよね。無料でも盛り上がってない感じなのに、中華ファンタジーのまま金取っちゃってユーザ残るの?
んで。また日本語。今どきの若者言葉が自分の知ってる言葉と違ってて気がかりだから正しい日本語の学び方を教えてあげる、というおばさんの余計なお世話。言葉なんてただの通信プロトコルなんだから、通じりゃそれでいいじゃん。若者同士では通じてるんだよ。おばさんにはわからないだけで。
ところで、この手の人間はなぜ「日本語は難しい言語ではない」って主張したがるんだろう。言語学習の難易度は相対的なものだけど、それでも世界有数の難しい言語だと思うよ。言語は“読み書き”も出来て一人前だからね。
- 石澤和彦
- 三樹書房
- 借り物
空自コスプレ大会に行ってきたわけだけど、今年は震災の影響で旅行ナシ。入間基地に宿泊してもつまんないから毎日帰宅したわ。新射撃場は自動監的でかっこよかったよ。
んで。職場の本屋から借りてきた売り物の単行本は日本初の実用ジェットエンジンであるネ20の本。エンジン全体についてはもとより主要パーツごとに構造や性能、問題点などを検証してて、かなり細かい。写真や図が豊富なのもグッド。楽しめた。当時の日本人技術者がんばったな!
ただね。左開きで読みにくかったのは大きなマイナス点。日本語なんだから普通に縦で組んでくれよ。
- 大野晋
- 岩波新書
- 貰い物
ジョブズ死んだー。アップル大嫌いな俺としては良いニュース。このままMacもなくなってしまえ。
んで。日本の文明と日本語の関係をつまびらかにするという狙いだけは壮大な一冊。一問一答形式で読みやすかったし日本語についての話は面白かった。でも今の日本が文明を維持する力を失いつつあるというのはどうかなぁ。いろいろな意味で飛躍しすぎな感じ。国語を勉強することは文明の将来に関係なく必要じゃん? グローバル社会に出て行くためには母語である日本語を使いこなせなきゃダメという考えには同意。
部分的には良いこと書いてるけど、どうでもいいや。
- 大野晋
- 岩波新書
- 貰い物
全日空の787「ドリームライナー」が来たね。乗ってみたいけど、東京-セブ便くらいしか飛行機を使わない俺にチャンスはなさそう。しばらくは指をくわえて見てるだけ。
んで。文章力アップのための日本語講座。練習問題を解きつつ進めていく形式で、これはリアル国語の授業。高校時代に大学入試対策でやった小論文の授業を思い出しちまったぜ。もう受験する必要はないから当時よりは楽しめるとはいえ、積極的に読みたい本ではないなぁ。授業怖い。
それに文章で重要なのはセンス。書けないヤツはなにやっても書けないのだよ。こんな本を読んだところで無駄な足掻きだ。読んだのに全然進歩がない俺の文章が動かぬ証拠。
- 加賀野井秀一
- ちくま新書
- 貰い物
なぜか2週続けて那須の別荘に行ってきた。ちょうど那須九尾まつりだったので、高崎市と抜きつ抜かれつしてる日本一長い稲荷寿司も食べてきた。帰り道で初めて乗った新幹線にご満悦の妻だった。
んで。外の言葉を自由に取り入れちゃう日本語は、仲間内にしか通じない局限された言語になっているから叱るよという話。でもさぁ、そもそも言葉ってのは仲間内で意思を疎通するためのプロトコルと考える俺には著者の主張がピンとこないよ。実際、仲間内で使うには便利だし、どこにも問題が? 開かれた言語にする必要があるの?
開かれた場では英語を使えばいいんじゃね。
- 金田一春彦
- 新潮文庫
- 貰い物
週末、今は両親が住む那須の別荘へ。両親と一緒に遊びに行ったなかがわ遊水園で孫に間違えられたウチの妻。敬老の日サービスで鉢植えもらったぞ。
んで。1年366日(2/29含む)それぞれの日にまつわるキーワードで1ページずつ綴った金田一中年の随筆。これだけの数があると、面白い回もあればそうでない回もあるのは当然なんだけど、総じてどうでもいいんだよなー。文章は上手いからストレスはないが、一篇が短すぎて読み応え不足。
そもそも歳時記というのが好きでない。季節なんかにとらわれてたらダメだよ。
- 阿辻哲次
- 講談社現代新書
- 貰い物
妻と一緒に近所をぶらぶら。改めて見回してみると、家が増えたなぁ。ちょっと前まで原っぱだったのに。知ってる風景がどんどん消えていくよ。
んで。セックス、シモ系、死といったタブーにまつわる漢字の話。それも近世以前の中国限定。別に知らなくても困らないし、興味が湧いてくるわけでもないし。あまりにどうでもよすぎて書くことないよ。この本には、この言葉を贈りたい。「そうなんだ、すごいね!」(AA略
こんな研究で食っていけるんだから、大学の先生ってのはいい職業だなぁ。
- 大島正二
- 岩波新書
- 貰い物
Facebook始めました。でも使い方がさっぱりわからん。なにが出来るのかわからん。どうすれば出来るのかわからん。なにこのクソUI。
んで。中国から取り入れられた漢字がいかにして日本に定着したかの話。漢字の歴史なんか心底どうでもいいと思ってたんだけど、興味なかったわりにはそれなりに読めた。でも補章での発音の比較は対比させるべき対象がなんか違う。しっくりこない。センスが感じられない。こんなんだから地味な研究が地味なままなんだ。
本の出来不出来は置いといて、漢字を上手いこと取り入れてくれた先人たちに感謝。漢字による情報圧縮は読書に不可欠だからな。
- 加藤秀俊
- 中公新書
- 貰い物
ついにベッド買った。今まで布団1枚に2人で寝てたけど、これで快適だね! でもクイーンサイズは思ったより小せぇ。あの時、キングサイズを選んでおけば……ギギギ。
んで。著者本人は近代日本の暮らしがどう変化したかという世相史のつもりらしいんだけど、全く世相史になってなかったのはなんでかね。主義主張が若干偏っていらっしゃるようで、読んでて不快。特に言語についてはキチガイじみてて、日本語は自由すぎるから外国人が学びにくい=日本語の敗北だとか、国内にいる日本人が英語を勉強することを否定したりとか。そんなん個人の価値観だわ。ほっとけ。
自分の好き嫌いを披露するためだけに本を出されても困るよ。ゴミ。