書籍の類 読むの飽きてきた
■2011年12月07日 [書籍の類]
「人間の時代」への眼差し
  • 柳田邦男
  • 講談社文庫
  • 貰い物
俺満足度:★★★☆☆

大学の同期会で妻をお披露目してきた。どこに行っても可愛がられるのは、もちろん見た目が子供だからだ。

んで。科学雑誌「Quark」と国際情報誌「Foresight」に書いたエッセイらしい。比較的身近な科学ニュースへの雑感という趣で深みはないが気楽に読めた。ネタが医療分野に偏りがちなのは柳田邦男だからしょうがないんだろうけど、個人的には医療以外の話のほうが楽しかった。

15年以上前の本だから内容が古くなっちゃってる箇所も多かったけど、柳田だけに安心感はある。可もなく不可もなく。

■2011年12月02日 [書籍の類]
寺田寅彦は忘れた頃にやって来る
  • 松本哉
  • 集英社新書
  • 貰い物
俺満足度:★★☆☆☆

気がつけば今年ももう師走。あっという間すぎるだろ。年々、時間の経過が早まってる。誰かの陰謀に違いない。

んで。寺田寅彦って誰だよ。と思ったら大正~昭和にかけて活躍した物理学者兼科学エッセイストで「天災は忘れた頃にやって来る」を言い出した人らしい。知らないけど有名っぽい。混んでる都電を避けるために乗客数と到着時間を観測・解析したエピソードは面白かった。好奇心旺盛でいいね。知らないけど。

寺田寅彦という人がいたことはわかった。忘れたままにしても問題ないと思った。知らない人だし。

■2011年11月28日 [書籍の類]
「空気」の研究
  • 山本七平
  • 文春文庫
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆

来春に向けて庭に家庭菜園の区画を作ってみたら素人仕事ながら案外きれいに仕上がった。問題は土の総入れ替えだなぁ。残土ってどう処理すりゃいいんだ。

んで。日本人が気にする場の空気ってどういうものよ、という話。ところどころ面白い考え方があったけど、全体的にはつまらんなー。いちいち考えすぎだし、こじつけっぽいし、なにより小難しい言い回しを使いたがるところに文系の頭の悪さが滲み出てた。これはハズレ。

昔ほど空気を気にしない世の中になってるし、今さら読む必要はないという結論。

■2011年11月23日 [書籍の類]
第七 折々のうた
  • 大岡信
  • 岩波新書
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆☆

祝日でも通販の仕事に勤しむ。電車が空いてるから、むしろ祝日のほうが都内の倉庫に行きやすいので平日より好きだ。時差回数券も終日使えるしなー。

んで。もうタイトルからして嫌な予感しかしなかったままに読んでみたらまさに予感通りの嫌な内容で苦労した。えーと、短歌とか俳句とかたまに漢詩とか、要するにポエムの紹介ですわ。ポエムには全くもって興味ない。むしろ積極的に大嫌い。「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」と言われてもね、柿の消費と法隆寺の鐘は無関係だろうとしか思えん。

どこに需要があるのか皆目見当がつかない世界だよ。もうやだよ。キモイよ。

■2011年11月16日 [書籍の類]
ことばの道草
  • 岩波書店辞典編集部(編)
  • 岩波新書
  • 貰い物
俺満足度:★★★☆☆

お手伝いしてる会社のサーバ移転作業が終盤戦。仕上げにWebメール機能を実装すれば完了の予定だぜ。完全独学SE活躍中。

んで。広辞苑からピックアップした言葉を紹介する岩波新書の栞に載ってる例のアレをまとめた本。そりゃもう中身はとりとめのない辞典になる。読み終わった瞬間、既にどんな言葉が取り上げられてたか覚えてないんだけど、いろんな言葉が出てきたことは確実。ストレスを感じなかったのでそれなりに面白かったはず。これっぽっちも覚えてないけど。

移動中の時間潰しにはなったのでヨシ。

■2011年11月14日 [書籍の類]
にほん語観察ノート
  • 井上ひさし
  • 中公文庫
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆

妻が理解できる日本語=俺がよく使う言葉。「ま、いっか」「めんどくせー」「どーでもいーよ」「不細工」。美しい日本語だな。

んで。これといって面白いことのない連載コラムをまとめた本。毒にも薬にもならない読みやすい穏当なネタが大半だけど、そんな中たまに漂ってくる香ばしいサヨク臭は、さすが井上ひさし。本当に自民党とかお役所が大嫌い嫌いだったんだね。大好きなのは共産党だっけ? あ、憲法9条か。

この人こそ俺のイメージする“ブサヨ”の最右翼なんだよなぁ。サヨクのくせに。

■2011年11月11日 [書籍の類]
語源の快楽
  • 萩谷朴
  • 新潮文庫
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆☆

来月で妻の在留期間が期限を迎えるから延長申請してきた。手続きのたびに与野の入管まで行かなきゃいけないのがめんどくせー。3年ビザくれ。

んで。まだ続くよ日本語本。今回は語源が快楽らしいんだが、これといって興味を引かれなかったわけで読み終えるのに時間がかかったわけで。語源を説明しやすい単語を並べた結果、普段使わないどころか生まれてこのかた聞いたこともない単語が頻発して困った。語源以前にその言葉の意味から説明が必要だよ。これが快楽なら相当な変態ちゃんだわ。

うん、日本語もう飽きた。

■2011年10月31日 [書籍の類]
日本語 根ほり葉ほり
  • 森本哲郎
  • 新潮文庫
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆☆

今月は通販の売り上げが前代未聞の少なさで生活がやばい。どうにかしてくれ客。がんばれ客。

んで。またつまらない日本語の本。使えない老人特有の懐古主義的主張のオンパレードでイライラが止まらない。新聞記者時代の偏向報道への非難について、偏向してるかどうかの基準は人による(=自分にとっては偏向してなかった)てなことを書いてて唖然ですよ。コイツが在籍してたの朝日新聞だよ。それを偏向だと思ってないって、生粋の売国奴じゃん。日本のこと嫌いなら、日本語の本なんて書かなくていいよ。

朝日新聞出身者にまともなヤツがいないことを再確認した。時間の無駄。

■2011年10月26日 [書籍の類]
日本語 表と裏
  • 森本哲郎
  • 新潮文庫
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆

友達に妻を紹介すると、みんなして「……犯罪だろ」と曰いやがる。確かに背はちっこいし顔も中学生みたいだけど、脱いだら凄いセクスィーバディ(幼児体型)の合法セフセフ人妻だから! 羨ましかろう(同意ヲ得ラレズ)。

んで。物事を曖昧にすることをヨシとする日本人の性格的特徴を言葉の面から考えてみたような本。言いたいことはわからなくもないけど、いちいち小難しいことを引き合いに出してきてなぁ。かと言って小難しいことを書かないと大した内容じゃないしなぁ。びみょー(若者文化成功)。

ラジオの人とごっちゃになってたけど、ありゃタケローか。

■2011年10月19日 [書籍の類]
ふしぎ日本語ゼミナール
  • 金田一秀穂
  • 生活人新書
  • 貰い物
俺満足度:★★★★

通販の注文がぴたりと止まった。普段の半分も売れてない。でも原因不明。対策なし。生活がかかってるからドキドキするぜ。

んで。普段なにげなく使ってるけどよく考えたら不思議な日本語トリビア。お題ごとに数ページでさくさく明快に解説してる上に字も大きくてとても読みやすい。日本語のセンセイが否定から入りがちな若者言葉も取り上げていて、そこにある程度の価値を認めているのがこの人のすごいところ。

日本語本にありがちなイデオロギーがなくて素直に読めたよ。さすが日本語バカ三代である。