読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2006年01月09日 [書籍の類]
平泉の世紀 古代と中世の間
  • 高橋富雄
  • NHKブックス
  • 借り物
俺満足度:☆☆☆☆

サイト移転。御茶メールOn-Lineがいつの間にやら読んダラ日記になっていたので再独立した次第。また単独で頑張るよ。

んで。弟所有の平泉物第2弾は前回にも増して厳しかった。序盤は平泉を政治や宗教の面から考察してて、ただの東北好きに過ぎない俺にとってはまるで暗号。どこまでが事実でどこからが著者の考えなのかすらわからん。後半は安部氏、藤原氏と源氏の関係についてだったので興味は湧いたけど面白くないことに変わりなかった。

記録とも創作ともわからない古文書から状況証拠の切れ端を集めて論じるのが歴史学なのか? もっと科学的に立証してほしいよ。

■2006年01月05日 [書籍の類]
平泉 夢の跡再生
  • 黒沼芳朗/村井康典
  • 岩手日報社
  • 借り物
俺満足度:★★☆☆☆

毎度のことだけど通勤再開と同時に読書ペースが上がった。電車では読書しかすることないからなぁ。本に集中してないと喧嘩を売ったり買われたりして怖いし。

んで。数年前、平泉史跡巡礼の折りに毛越寺か中尊寺の売店で所望した本。弟が持ってた。北上川に堤防を作ろうとしたら遺跡が出土、それが清衡&基衡の居館と伝わる柳之御所のような気配なのでいろいろ考えてみた、という岩手日報連載記事。奥州藤原氏の文化や宗教観について勉強になった。勉強以外の何物でもなかった。

その後の経過を調べてみたら堤防のルート変更に落ち着いたようだ。史跡公園にする計画らしいので完成したら行ってみたい。

■2006年01月05日 [書籍の類]
「あさま山荘」籠城 -無期懲役囚・吉野雅邦ノート
  • 大泉康雄
  • 祥伝社文庫
  • 新本
俺満足度:★★☆☆☆

今日から仕事。8日間もヒキコモってたから出社拒否しそうになった。でもしょうがないので今年もボチボチ稼がせていただく。

んで。本年1発目の文庫は連合赤軍物。著者は吉野雅邦の幼馴染みで学生時代に逮捕歴のあるアカ。アカがアカい友達のことを書いてるから馴れ合いじみてた。「総括」で殺された連中への同情論が出てきたりしてヲイヲイって感じ。テロリストに同情するなよ。殺したほうである吉野については、裁判所がしなくていい情状を酌量して無期懲役で終わってた。死刑でいいのに。

それにしても連合赤軍がなにをしたかったのかが全くわからん。革命ってなに?

■2006年01月02日 [雑誌の類]
Newton (2006.2月号)
  • ニュートンプレス
  • 月刊誌
読んダラ通算39号目

あけよろ。アニマックスの『めぐりあい宇宙』でミネバ様がソロモンを脱出したあたりで新年を迎えた。素敵な年になりそうな予感。

んで。新年早々また雑誌。かつて『ニュートン』を未読のまま10冊溜めて以来、雑誌回避不許可なのだ。特集「X・Y染色体」は女のほうが感染症に強い理由や“Y染色体のほうが軽い=♂精子のほうが速い”から男が多く生まれるという仮説など、いろいろ面白かった。結論としてY染色体(゚⊿゚)イラネ って思ったら1000万年後にはホントに消滅しちゃうらしい。ふーむ、パラダイスの香り。その他「はやぶさは小惑星に舞い降りた」「道路はなぜ渋滞するのか?」がそこそこ。

竹内均は既に死んでるにも関わらず2006年も絶好調。イヤすぎる。

■2005年12月31日 [年間成績]
2005年のまとめ

そんなこんなで雑誌に苦しめられながらの年越しだけどしょうがない。諦めて読んダラ日記の3年目を振り返ってみる。

・書籍:135冊
・雑誌:ぼちぼち
・漫画:多数

仕事が変わった影響で去年に比べて冊数が激減したけど収入は増えたからヨシとしておく。漫画関連は雑誌、コミックスとも変化ナシ。

2006年もダラリと読むよ。んではまた来年。

■2005年12月30日 [雑誌の類]
SECURITARIAN2006.1月号
SECURITARIAN (2006.1月号)
  • 防衛弘済会
  • 月刊誌
読んダラ通算22号目

目覚めたら誰もいなかった。いや俺はいるが、俺以外がいなくなってた。どうやら恒例の年越し留守番らしい。とりあえず飲もうと思う。

んで。毎月上旬の配達だった気がするが今回はえらく早く届いた。防衛弘済会も年末進行だったんだろか。特集は「10周年を迎えたゴラン高原」。まだやってたのか、という認識しかなかった。鉄砲も戦車も戦闘機も出てこないから興味ないよ。まぁなんだ。派遣隊員の皆さん健康に気をつけて頑張ってください。自衛隊マニアだから年間購読してるけど、あんまり面白くないんだよな。とにかくもっと航空自衛隊と兵器を増量してほしい。

それとでこくーる様の「まんがで読む」特集を熱烈キボン。

■2005年12月29日 [雑誌の類]
Jウイング2006.2月号
Jウイング (2006.2月号)
  • イカロス出版
  • 月刊誌
読んダラ通算13号目

年末年始8連休を満喫中。家から出ない。可能な限り立ち上がらない。とにかくゴロゴロ。こんな生活が永遠に続けばいいのに。

んで。特集「よくわかる!現代戦闘機のたたかい方」はレーダーとAAMがちょっとだけ。いつものことだが浅い。連載はいつも通り読めた。「日本の大戦機」が中島製陸軍戦闘機、「オールドジェット探偵団」がダッソーエタンダール。無印エタンダールってあったんだな。シュペルしか知らなかった。「未完の計画機」も安定したクオリティ。

さほど面白くなかった「マニアックに行こうよ!」が最終回で著者のコレクション自慢。F-84Fの機銃発射口に負けてられないので俺も自慢すゆー。我が秘蔵の逸品はマルヨンのバルカン砲マズルと15のブレーキディスク。デカくて重くて超邪魔だ。

■2005年12月27日 [書籍の類]
宇宙からの帰還
  • 立花隆
  • 中公文庫
  • 借り物
俺満足度:☆☆☆☆

今年は大活躍したのでちょっと早いけど本日で仕事納め。半年くらい休むぞ、と思ったもの束の間、2月までの契約が決まってしまったので喜ぶべきか悲しむべきか。

んで。手持ちの未読本が底を突いたので家に転がってた宇宙物を拾ってきた。立花隆は胡散臭くて大嫌いだが、一度くらいは読んでやるかと。前半は宇宙飛行士キチガイ列伝。宇宙で神を感じてキリスト教の伝道師になったとか、気が狂って精神病院行きとか。後半は俗物伝だった。合間に出てくる宇宙船や地球外環境についての説明は参考になりそうな気がしたけど立花隆だから安易には信じない。

全部日本語で書いてあるんだけど、インタビュー部分では立花の異様に下手な英語が聞こえてきそうで不愉快だった。

■2005年12月23日 [書籍の類]
メディアの興亡 (下)
  • 杉山隆男
  • 文春文庫
  • 古本
俺満足度:★★☆☆☆

世の中が浮ついてると思ったら邪教の祭りが近いのか。ヒゲ生やしたデブのガイジンに家宅侵入されて喜ぶなんて変態の所業だ。敬虔な国家神道の徒である俺は静かに天長節を慶びつつ、連休中は外に出ないことを誓うのだ。どこ行っても混んでるし。

んで。第17回大宅賞作品の下巻は日経新聞のコンピュータ化を追うのかと思ったら実はそうではなく、毎日新聞がいかにダメかという話だった。それと、新聞作りコンピュータを開発したIBMが主役級の扱い。日本IBMから開発チームに参加した高妻SEがカコイイ。泣けた。たかがDTPやるのにシステム/360とかいうメインフレームを使う大袈裟さに感動の嵐。

ただ、せっかく終盤までいい流れで来てたのに締め方が安っぽくて若干興醒め。

■2005年12月21日 [書籍の類]
メディアの興亡 (上)
  • 杉山隆男
  • 文春文庫
  • 古本
俺満足度:★★★☆☆

JavaScriptの仕事が終盤戦。今日中に終わらせるつもりだったところに突然別件のトラブル対応で全く進まず。リミットは明日の夕方なんだよなぁ。実証実験だから概念だけ報告して逃げるか。

んで。第17回大宅賞作品の上巻。日経新聞が活版からコンピュータに移行する話。杉山隆男は『兵士に聞け』『兵士を見よ』での勉強不足な印象が残ってるから期待せずに読んだんだけど、これは普通に面白い。上巻は新聞界の基礎知識という感じ。先が気になる。

でもまぁ、どんなに日経新聞が頑張ろうと俺は絶対読まないけどね。だって日曜版に『あたしンち』が載ってないから。