- 池波正太郎
- 新潮文庫
- 手持ち
祖母逝去。ずっと会えてなかった俺と弟が到着した日の夜に容態が悪化してな。姉妹、子供、孫が1人も欠けずに揃い、ひ孫や姪なども合わせて約20人が祖母を囲んで「姉ちゃん」「お母さん」「ばあちゃん!」と呼びかけながら見送った最期は感動的ですらあった。幸せに逝けたかな……。
んで。真田モノ中短編集。文章力には目をつぶるとして、印象としては真面目にしっかり書いたなぁということ。いつも頑なにページの上半分しか使わない池波が珍しく下まで使ってるよ。ズタボロになった藩財政を立て直した恩田木工の活躍を描いた表題作は長すぎず短すぎず、池波にありがちな余計なキャラや脇道エピソードが出てこない良作。
なんだよ、池波もやれば出来るじゃん!
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なんか妻が気持ち悪いとか言い始めてて、悪阻という気がしなくもない。そろそろと思ってたから本当だったら嬉しい……か? まだ覚悟完了してない。怖い。
んで。真田ラノベ最終巻は真田家のその後の話でほぼ蛇足。改めて、史実という縛りがある歴史小説は池波に向いてない。解説の八尋舜右(誰?)は“小説家”としての池波をベタ褒めしてたけど、俺の感想は完全に真逆。小説家としての池波は、履かせるだけの下駄を履かせてもいいとこ下の上くらいでしょ。なにせ文章力がプロのレベルに達してないもん。
池波を評価すべきは時代劇の原作者としてだ。映像化された池波作品は小説より断然面白い。脚本家の腕に負うところが大きいかも知れないけど。
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アニメ「宇宙兄弟」のせいで宇宙飛行士熱が一瞬高まったけど、冷静になって考えたら宇宙飛行士って酒も飲めなきゃタバコも吸えなくね? 宇宙なんか頼まれたって行くもんか馬鹿にすんな!
んで。真田ラノベ第11巻はささっと大坂夏の陣終了。最終決戦とはいえ、戦力差が大きすぎて湾岸戦争ばりにカタルシスの薄い大坂の陣だ。そこに池波の文章力の効果が遺憾なく発揮された結果、盛り上がらないままヌルッと終わった。盛り上がらないのはこの巻に限らないけど、なにはともあれ無事に幸村が死んでめでたしめでたし。ここまで俺よく頑張った。
と思ったら、まだ続くの!?
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このところスーパーで安く売ってる玄米茶とかほうじ茶ばっかり飲んでたんだけど、久しぶりに藤井園の味が恋しくなって思い切って買ってきたら超落ち着く。やっぱ狭山茶うめぇ。
んで。真田ラノベ第10巻は大坂冬の陣。見どころのはずの真田丸の奮闘は文章が下手で全く盛り上がらず、それ以外も全部スカスカ。そういえば真田忍者のライバルだった甲賀忍者の猫田与助は、話に一切絡むことなく勝手に孤独死。序盤で調子に乗って登場させたはいいけど完全に使いどころがわからないまま最後まで無意味という池波らしさにあふれたキャラで微笑ましかった。
もういい。早く終われ。今すぐ終われ。
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あけよろ。妻のスマホをDMMモバイルにして様子を見ていたら羨ましくなったので俺も変えちゃった。DMMモバイルのシェアコース10GBはコスパ高くてよろしい。最初からこれにすればよかった。
んで。真田ラノベ第9巻は家康が豊臣さんちに無理難題をふっかけていたら九度山で真田パパが死んでた。大坂の陣が始まるまでのダレる時期だから面白いわけもなく、他に書くことがないもんだからここぞとばかりに樋口角兵衛とか忍者といった本筋に関係ないつまらないキャラが跋扈しちゃってマジで勘弁してください状態。
もういいから早く大坂夏の陣で負けて終わっちゃおうよ。な?
そんなこんなで久しく面白い本に巡り会えてない気がするけどしょうがない。諦めて読んダラ日記の13年目を振り返ってみる。
・書籍:71冊
・漫画:『ベルセルク』がまだ出ない
冊数が3年ぶりに増加したけど、池波処分シリーズで数を稼いだだけだからイマイチ読んだ感がない。今はとにかく手持ちの池波を終わらせて捨てる、ただそれだけ。
2016年こそはダラリと読ませてください。んではまた来年。
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俺出資の奨学金で大学に行ってる義妹から前期の成績報告あり。総合評定4.8を取って教育学部小学校教員コース首席で表彰されたとのこと。本当に妻の妹なのか疑わしくなってきた。
んで。真田ラノベ第8巻は関ヶ原が終わって家康に怒られて九度山で謹慎してたら真田パパが死にそう。謹慎中でほとんど動きがない時期だからチンタラしてて退屈よー。ウソでもなんでも面白エピソードをぶっ込んできてくれないと眠くなっちゃうよー。という心の叫びは届かず、空虚な時間が流れた。この巻はなくてよかったんじゃないか。
もう飽きてきたから、早いとこ大坂夏の陣にして。
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Amazonから「うぶモード」が削除された。ぶっちぎりの主力商品だっただけに影響は計り知れない。これは“うぶモショック”として後世まで語り継がれることだろう。俺の中で。
んで。真田ラノベ第7巻は関ヶ原なんだけど真田は上田城だからちょっと散漫。改めて池波節は合戦に向いてない。ページ上半分しか使ってないから情報量は決して多くないにも関わらず、池波節のせいで間延びしちゃって緊迫感が出ないというね。でも俺のご贔屓武将・平塚為広がちょこっと出てきて格好よく散ったからヨシとしておこう。
平塚為広の登場シーンだけは高評価。それ以外はおしなべて低評価。
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俺の可愛いダイハツ・ミラちゃん(満13才)が2年間の延命に成功。事前整備もなにもせずユーザー車検に持ち込んだら余裕でパスした。費用は全部で35,600円也。うほ、安いゾ!
んで。真田ラノベ第6巻はもうしぐ関ケ原のあたりの時期。合戦が増えて盛り上がってくれることを期待したんだけど、全然そういうことはなくマッタリとした仕上がり。ここに来てたくさん出てきた武将は思考や行動の描写が首尾一貫せず、場面によってキャラがブレまくるのはどうしたものか。これでようやく折り返し地点。後半は頼むよホントに。
面白いかどうかはご想像にお任せする。
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健康診断を受けたら中性脂肪が700突破してた。酒量と食生活を見直す必要があるらしい。要は肝臓の処理能力の問題だろうから、酒と炭水化物を一緒に取らないようにしてみよう。
んで。真田ラノベ第5巻は秀頼誕生、秀吉死亡、家康元気。真田家にはさほど大きな動きがない日々。史実に基づいた部分はマシなんだけど、創作が介在する余地の大きいキャラ、つまり忍者とか樋口角兵衛なんかはもう酷い有様。思考や行動に脈絡がなさすぎて、俺ちょっとついていけてない。このサブキャラ連中は収拾つくんだろうか。
面白いかどうかには触れずにおく。