読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2014年06月04日 [書籍の類]
零戦
  • 堀越二郎、奥宮正武
  • 朝日ソノラマ新装版戦記文庫
  • 手持ち
俺満足度:☆☆☆☆

先週までフィリピンに行ってた。旅行終盤からお腹が痛くなって、帰国した翌日に前代未聞の激痛! 人生初の救急車! ボホール島で生の川魚とか生の水牛とかいろいろ食べたから伝染病か寄生虫かと心配したけど、尿管結石だったヽ(´ー`)丿

んで。「零戦」だけど実際には三菱重工戦闘機開発史概要。零戦中心なのは確かだけど、零戦以前&以後にもけっこうページを割いていたからタイトルに違和感あり。売るための姑息な方策だね。中身は多分に資料的で、そういう価値は高いのかも。読み物としての面白さを期待しちゃいけないみたいだよ。つまり面白くなかった。

著者が2人並んでるけど、それぞれ勝手に書いたものを最後に合わせただけって感じで共著の意味があったのか疑問。別々の本にしたほうがよかったんじゃね。

■2014年05月08日 [書籍の類]
あゝ疾風戦闘隊 大空に生きた強者の半生記録
  • 新藤常右衛門
  • 光人社NF文庫
  • 手持ち
俺満足度:☆☆☆☆

コストコ初体験。鶏の丸焼きがあったから会員になるかも。その前段としてアメックスがほしくなったので西友でもお得なウォルマートカードを申し込んだら1時間かからずに審査完了。仕事早ぇなセゾン!

んで。陸軍第16飛行団長の思い出。陸士・陸大を出てるお偉いさんなんだけど、先頭を切って出撃していたらしい。でも戦後20年以上経ってから書かれたわりに当時の会話や細かいネタがあまりに鮮明で、まず事実とは思えないんだなぁ。ぶっちゃけ大半がフィクションもしくは老人特有の記憶改ざんの結果なんじゃないかこれ。自己顕示欲のスゴさだけは本物だが。

なんでもかんでも“わしがやった”なのをネタとして楽しめれば面白いかも。俺はダメだった。

■2014年04月30日 [書籍の類]
ラバウル海軍航空隊
  • 奥宮正武
  • 朝日ソノラマ航空戦史シリーズ
  • 手持ち
俺満足度:☆☆☆☆

2週間以上経っても簡単なフェリー事故が収束しない国があるらしい。そして“いい朝鮮人”がどんどん増える。

んで。ラバウル海軍航空隊の活動を記録した資料。面白さを求めて読むもんじゃなかった。ラバウルと聞くと坂井三郎あたりのイメージのせいで理由もなくすっげー強い航空隊だった気がしてたんだけど、実際にはかなり負けが込んでた。出撃機数が常に少ないから、時が経つにつれてますます劣勢になる悪循環。南方最大の航空拠点でこれじゃ勝てるわけねー。

こりゃ「ラバウル烈風空戦録」で鬱憤を晴らしたくなるねぇ。

■2014年04月22日 [書籍の類]
高速爆撃機「銀河」
  • 木俣滋郎
  • 朝日ソノラマ新戦史シリーズ
  • 手持ち
俺満足度:☆☆☆☆☆

JS生成のmetadataがなくても認証済みCookieを取れるAmazonの旧ログインページがついに無効化されちまった。丸1日トライした結果……うむ! 諦めてSelenium使うわ。そのためだけにPCを1台増やさなきゃいけない悔しさよ。

んで。銀河の話。ちゃんと書いてくれれば面白い機体のはずなんだけど、そこはそれ木俣滋郎の面目躍如。銀河がいつどこで何機出撃したというだけのクソつまらない本だった。さらに言うなら、非常にシンプルな内容にも関わらず致命的に低い文章力のせいでなにが書いてあるのかいちいちエスパーしなきゃいけない暗号書だからストレスがマッハ。

この人より日本語が不自由な物書きを見つけるのは難しい。チラシの裏にでも書いてればいいと思う。

■2014年04月18日 [書籍の類]
液冷戦闘機「飛燕」
  • 渡辺洋二
  • 朝日ソノラマ新戦史シリーズ
  • 手持ち
俺満足度:★★★☆☆

XP終わりました。Win7Pro導入しました。丸2日かけてクラシックUIに変更しました。バージョンアップするたびに使いにくくなるWindowsはもう終わりかもな。セキュアなWin2000作ってくれればいいだけなのに。

んで。三式戦の話。なんか速そうだし優秀機のような印象を持ってたけど、全然違ったわ。液冷エンジンの稼働率が低いから集中運用できず常に負けるパターンで、もういいから空冷に換装しろよって思わないほうがおかしいレベル。ようやく空冷にした五式戦が使える機体だったから、ますます“ほら見ろやっぱり”感がスゴい。

三式戦にしろ零戦にしろ、もっと早く金星を載せとけば少しは戦えたんじゃないかなぁ。旧軍の判断の遅さが恨めしい。

■2014年04月11日 [書籍の類]
双発戦闘機「屠龍」
  • 渡辺洋二
  • 朝日ソノラマ新戦史シリーズ
俺満足度:★★★☆☆

小保方にイライラする。なにがリケジョだ。STAP細胞なんてあるわけねぇだろ。っつーかそんなことよりあの女、本当は耳聞こえてるんだろ!?

んで。屠龍の話。龍を屠るなんて大仰な名前だけど、遅くて中途半端で使い道なくて地味で弱くて取り柄のない二式複戦。そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。でも実は意外と頑張っててビックリよ。雷電なんかよりよっぽどB-29絶対墜とすマンだったわ。機械分が足らないのはいつものことだけど、今回だけは屠龍の頑張りに免じて許す。

この本が大いにネタ元になってる滝川聖峰の「迎撃戦闘隊」と「帝都邀撃隊」も面白いからオススメ。

■2014年04月02日 [書籍の類]
局地戦闘機「雷電」
  • 渡辺洋二
  • 朝日ソノラマ新戦史シリーズ
  • 手持ち
俺満足度:★★☆☆☆

消費税アップ後、初の通販発送。うむ、全然売れてねぇー。これが噂の反動ってヤツか! もう一つ噂に聞いた駆け込み需要なるものは影も形もなかったけど、一体どういうことなんだろう??

んで。空飛ぶクマンバチ雷電の話。B-29絶対墜とすマンのイメージだったんだけど実際には全然そうじゃなくてけっこう残念な機体だった。プロペラ延長軸+強制冷却ファンの組み合わせには滾るものがあるけど、意味なかったどころか稼働率を下げる効果しかなかったみたいだし、振動と戦ってたら戦争終わってた感じ。個人的にはファストバックも好きじゃないので減点。

あと、いつものことだけど渡辺洋二の話には機械分が足らない。もっと機械を!

■2014年03月28日 [書籍の類]
巡洋艦戦隊
  • 遠藤昭
  • 朝日ソノラマ新戦史シリーズ
  • 手持ち
俺満足度:☆☆☆☆

間借りしてる問屋さんのノートPCのファンがまた止まった。POSソフトの関係で買い換えるわけにいかず、今回もファン交換で対処。XP時代のノートはそろそろ消耗パーツの入手が厳しくなってきたなぁ。

んで。巡洋艦の歴史。なにせテーマが巡洋艦なもんだから必然的に第二次大戦までがメイン。駆逐艦より大きくて戦艦より小さけりゃなんでも巡洋艦だから、用途いろいろでバラエティに富んでいたのはよかった。まぁ、そのせいで各型の説明はかなりザックリとしたものになっちゃってて残念だったけど。

ラストのほうで現代の巡洋艦(っつっても古い本だから初期型イージスくらいまでだけど)についても書いてたけど、「アーレン・バーク」を連呼しててダメだと思った。アーレイ・バークの名前を間違えちゃうようなヤツは信用できん。31ノット・バークだぞ。

■2014年03月21日 [書籍の類]
なぐり込み艦隊
  • 木俣滋郎
  • 朝日ソノラマ航空戦史シリーズ
  • 手持ち
俺満足度:☆☆☆☆☆

某CS放送のサイト運営用に独りシコシコと作ってたCMSをついに実戦投入。データの一元管理による作業の効率化に恐れおののけ更新担当のおっさん。っつか今までよく手作業でやってたな……。

んで。ミンドロ島に上陸した米軍を砲撃に行った木村少将率いる寄せ集め駆逐艦隊の話。正式には礼号作戦におけるミンドロ島沖海戦ってやつだね。一応、日本側の作戦は成功したんだけど、戦果極小で戦局に与えた影響はゼロに等しいからつまらんなぁ。もっと上手い人が書いてれば違ったんだろうけど、なにせコイツは木俣滋郎だ。破壊力のある文章は拷問レベルでストレスしか感じない。

戦史を調べるより国語の勉強をしてくれよ。

■2014年03月17日 [書籍の類]
波濤を越えて
  • 吉田俊雄
  • 朝日ソノラマ航空戦史シリーズ
  • 手持ち
俺満足度:★★★☆☆

今年も里帰りの季節が近づいてきたので例年通りフィリピン航空でセブ直行便のチケットを取ったよ。使えない独自マイレージの有効期限が緩和されたみたいで、これならいつかマイルで里帰りできるかも。胸熱。

んで。吉田俊雄お得意の実話を元にした小説。二水戦(ルンガ沖夜戦)、比叡(第三次ソロモン海戦)、瑞鳳(エンガノ岬沖海戦)の短編3本で、どの話も登場人物が生き生きしてて引き込まれた。ルンガ沖は勝ち戦だからいいとして、比叡と瑞鳳は艦を沈められた話なのになぜか悲壮感がないのがいい。

それと、この本の表紙イラストは生賴範義の中でも屈指の格好よさだと思う。陽炎型か夕雲型かわからんが、駆逐艦は滾るねぇ。