- 児島襄
- 文春文庫
- 手持ち
先日、富士山のほうまでタンデムでツーリングに行って思った。後席の妻と会話するたびよそ見運転になって危ねぇし面倒くせぇ! どうにかしなきゃってことでデイトナの有線インカムを注文してみた。これで長距離ツーリングが捗る。次はどこ行くかなー。
んで。指揮官の話。上巻は日本帝国陸海軍から14人をザックリわかりやすく紹介してた。宮崎繁三郎とか栗林忠道といった尊敬に値する人がいる一方、重要なのは学力と政治力で業務上の能力は二の次、という悪しき官僚制度は今も昔も変わらないようで序列が上になるほど無能になっていく。そりゃ負けますよ。
こんな連中のせいで無駄死にしていった兵隊さんたちのことを思うと悲しくなるなぁ……。
- 星亮一
- PHP文庫
- 手持ち
空自コスプレ大会に行ったりしてて本を読んでなかった間に、外国人は生活保護対象外なんていう最高裁判決が出てた。素晴らしい判断なんだけど、偽装離婚からの母子生活保護という俺の将来設計が大きく狂いそうで困る。
んで。ミッドウェーで飛竜に乗って頑張って死んだ人の話。なんとなく使えたイメージがあったからノンフィクションを期待して読んでみたんだけど、掘り下げ不足なのを想像で補完した安っぽい小説でガッカリだったよ。誰が聞いたわけでも記録に残ってるわけでもない著者の妄想による会話シーンが多くて、ぞっとするほど恥ずかしい。ま、PHP文庫の書き下ろしだと思えば諦めもつくが。
それにしても迫力ない顔してるな、山口多聞。
- 柳田邦男
- 文春文庫
- 手持ち
三鷹バス痴漢冤罪事件は高裁で逆転無罪が出たんだね。本当によかった。応援署名をした甲斐があったよ。それにしても地裁のキチガイ裁判官(倉澤千巖)は死んで詫びるべき。
んで。零戦が燃えた話、完結。なんか特攻してたら戦争終わったわ。そして感じる圧倒的な機械分不足! もっと零戦そのもの、それも機械としての零戦に焦点を当ててほしかったよ。機体もエンジンも頑張ってバージョンアップを重ねてたのに全然触れてくれないじゃん。Wikipediaに書いてない苦労話とか読みたかったのに!
思い返すと、一番面白かったのはグラマン社のエピソードだったような気がするなぁ。零戦の話なのに。
- 柳田邦男
- 文春文庫
- 手持ち
妻と仲良しだったフィリピン人♀が捕まっちゃったよ。偽装結婚って知ってたからいつかはこうなるだろうと思ってたけど、存外早かったなー。ウチもバレないように気をつけなきゃ。
んで。零戦が燃える話その5。米軍がノリノリのお年頃。日本海軍はと言えば、台湾沖港空戦とレイテ沖海戦でろくな戦果もないまま航空隊と連合艦隊を壊滅させていよいよジリ貧だ。戦争もいよいよ終盤で悲壮感ばかりが漂ってるねぇ。零戦も彗星も天山も一度出撃したら戻ってこないよ。これは負けるかもわからんね。
それにしても圧倒的な機械分不足! 零戦のマイナーチェンジについて一切触れてくれねぇ。戦局よりそっちのが重要なんだよ!
- 柳田邦男
- 文春文庫
- 手持ち
ここんとこ過当競争で全然売れてない通販業だけど、今月はいつにも増して酷い。本業のSEの仕事が増えたから、いっそ通販なんてやめちまう手もあるなー。
んで。零戦が燃える話その4。米軍がものスゴい数の空母を揃えて南の方から迫ってきた。トラック島は空襲で壊滅しちゃうし、乾坤一擲のあ号作戦は余裕の返り討ち。西の方からはB-29が本土まで飛んでくるようになった。零戦はと言えば、数も性能も搭乗員の技量も適わないF6Fが相手だから戦いになるわけない。本格的にもうダメ。
トラック空襲とあ号作戦の間に日米の情報&航空技術戦の話があって、ここまで不足気味だった機械分を少し取り戻した。そっちの話がメインでもいいのに。
- 柳田邦男
- 文春文庫
- 手持ち
空自コスプレ同好会の組織改編で総司飛がなくなるから、次の所属を電子作戦群(仮)、中空司令部支援飛行隊(仮)、2輸空の中から選べと言われた。中司飛(仮)が順当なんだけど電作群(仮)も格好いいな。迷う。
んで。零戦が燃える話その3。ソロモンからガルバニック作戦まで。前線には、ついにエセックス級量産空母とVT信管とF6Fが登場。もうね、適うわけがない。本格的な終わりの始まり。時期的に零戦の五二型が投入され始めてるはずなんだけど、特に触れられてないな。この巻は零戦に限らず機械分が少なくて残念。
そういや、グラマンのF6F製造現場では女性テストパイロットが活躍してたんだって。それも3人。夫が自家用機を持ってたとか、なんだよそれ勝てるわけねぇー。
- 柳田邦男
- 文春文庫
- 手持ち
無事に結婚4周年を迎えた。当時は若かった妻も、もう25才。本来なら暴投気味の高めクソボール球だが、見た目は子供みたいなままだから結婚生活続行。頭の中身も子供のままなのはそろそろどうにかしてほしい。
んで。零戦が燃える話その2。一航艦がミッドウェーで海のもずくと消え、ラバウル基地航空隊がガ島上空で疲弊し、そして山本五十六が死ぬ。そんな時期。零戦は搭乗員の技量もあって、まだF4F相手に優勢な戦いを展開中。でもアリューシャンでアクタン・ゼロが鹵獲されちゃった。三菱では十七試艦戦の開発がスタートしたけど、どうせ間に合わないし。もう終わりだ。
日米の勢いが逆転し始めた転換期だけに面白いなぁ。文章も読みやすくて引き込まれた。
- 柳田邦男
- 文春文庫
- 手持ち
今年もぼちぼち某クイズ番組の季節が到来。ネット大会なしの予定だからWebサイトを更新する簡単なお仕事です。って去年も同じこと言ってて急に臨時ネット大会が入ったんだっけ。もうイヤだよ。
んで。零戦が燃える話その1。前回読んだ『零式戦闘機』の続編的位置づけで、開発はすっ飛ばして大東亜戦争開戦からミッドウェー前夜まで。つまり敵はまだサッチウィーブを知らないF4Fなので零戦は短い全盛期を全力で謳歌中。その裏でF6Fの開発が急ピッチで進み、三菱は十四試局戦の開発に忙殺されてる。次の巻ではもう苦戦期に突入か。短ぇ夢だったな。
あとね、よく見る間違いだけど、射撃するために合わせるのは「標準」じゃなく「照準」だろう。柳田邦男らしからぬミスだな。
- 小福田晧文
- 光人社NF文庫
- 手持ち
この春から技術担当として参加している某CS放送案件でWebディレクションも兼任になった。更新担当のおっさんが能力的に限界なので、その上司として配置されたわけだ。やりにくいなぁ。おっさんマジ使えないし。
んで。また海軍戦闘機開発モノ。内容的には一〇艦戦~紫電改の制式甲乙丙水戦+烈風が章ごとに分かれてて読みやすかった。いろんな機体に乗ってた元テストパイロットが書いてることだから説得力もある気がする。ちょっとくどいのがアレだけど。出来れば二式水戦~強風についてもっと読みたかった。特に強風はサラッと流されすぎ。なにか思い出はなかったの?
前回の本もそうだったけどタイトルが「零戦」限定って、光人社も朝日ソノラマも零戦ってつけないと死んじゃう病気かな?