- 藤沢周平
- 新潮文庫
- 手持ち
最近どうにも昼間から酒が飲みたくなって困る。ストレスゼロでお気楽に幸せな毎日を送っているのに、なんとゆーか、こう、身体が酒を欲している。もう飲むしか……。
んで。手持ち藤沢周平のラストを飾る“用心棒シリーズ”最終巻は今までと毛色の違う長編ミステリー。前作から16年後、初めて脱藩じゃなく公務で江戸に出張した又八郎が藩主側室の出生を巡る暗闘に巻き込まれちゃう。佐知はおばさんだし相模屋は卒中で死ぬし細谷源太夫なんてアル中になって用心棒稼業に戻ってるしで時の流れの残酷さを感じさせる。もちろん面白いんだけど、基本的に別れがテーマということ+これで完結しちゃうことが合わさって寂寥感がスゴい。寂しい。もっと読みたい。
このシリーズはどうせまた読みたくなるから捨てずに取っておこう。
- 藤沢周平
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- 手持ち
海外療養費給付制度のことを知り、去年のフィリピンでの入院費用を市役所に申請したら「こんなにしっかり書類を揃えてきた人は初めて」と言われた。関係書類を翻訳しただけなんけど、もっとテキトーでよかったのけ?
んで。藤沢周平の最高傑作どころか時代小説の中で最高傑作と言っても過言ではない“用心棒シリーズ”第3弾。せっかく前作で国元に帰れたのに、またまた藩内で騒動が勃発。刺客「江戸の嗅足組コロロロロ」又八郎「お、佐知を救うゥーんだ!」って脱藩(通算3回目)して江戸に舞い戻ってきた。糊口を凌ぐのはもちろん用心棒稼業。そして又八郎は戦う。佐知も戦う。源太夫も戦う。みんな超戦う。超面白かった。読み終えちゃうのがもったいなかった。
これで本編は終わりなんだよなー。もっと読みたかったなー。
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金色なのに年会費無料のKKRカード。VMのうちVISAのほうが更新を迎えたわけだが、届いた新カードはMUFGの下品な赤ロゴになっちゃった。“富士と桜”の渋い券面が台無しですよ!
んで。藤沢周平の最高傑作“用心棒シリーズ”第2弾。せっかく前作で国元に帰れたのに、またぞろ藩内で騒動が勃発。お取り潰しの危機ってことで密命を帯びて江戸に舞い戻ってきた又八郎。持ち去られた機密書類の行方を追いながら用心棒稼業で糊口を凌ぐ安定のストーリーを軸に、前作で刺客だった佐知とのキュンキュン展開もあってますます面白い。細谷源太夫も相模屋も健在で、もうなにも言うことはない。前作よりさらに好き。
文句なく満点です。読んでて幸せです。
- 藤沢周平
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ボホール島でM7.2の地震発生。日本なら日常レベルだけどフィリピンは地震慣れしてないから大変だ。震度3くらいで建物崩壊するしなー。とりあえず実家は運良く無傷だったからどうでもいい。
んで。藤沢周平の締めを飾るのは“用心棒シリーズ”。学生時代から何回か読んでる名作が満を持して読んダラに登場だ。故あって人を斬り脱藩した青江又八郎が刺客に襲われながら用心棒稼業で糊口を凌ぐんだけど、そのうち吉良vs赤穂浪士の騒動に巻き込まれて、という芸の細かいストーリー。用心棒仲間の細谷源太夫をはじめとする登場人物も魅力的で非常に小気味よい。読み始めたら止まりたくない。
このシリーズこそ藤沢周平の最高傑作。異論は認めない。
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NHK木曜時代劇「あさきゆめみし~八百屋お七異聞」が楽しみなこの頃。前田敦子のイモ演技および浜田風ブサ面さえ我慢すれば話は面白い。やはり時代劇の脚本はジェームス三木に限る。
んで。引き続き藤沢周平、今回は掌編小説っつーの? 短い短編がいっぱい入ってた。なんということのない人生の一場面を描いたショートショートで、なんということのない話なもんだから、特になんということもない。それ以外のなにものでもなかった。なんということないよ。
もう少しなんということある話が読みたい。じゃないと反応に困るじゃないか。
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メモパHD7の慣れない操作に戸惑いつつも使いやすい設定を模索中。まるで玩具を与えられた子供状態で楽しいったらない。しばらくはコイツをいじってれば退屈しなさそう。
んで。引き続き藤沢周平、今回は市井モノ短編集。文章は文句なしに上手いから引き込まれるんだけど、全体的に暗いダウナー系の話が多くてやや鬱な気分。個人的に周平が本領を発揮するのは武家モノ、というか剣戟モノだと思うのさ。正直、市井モノなら山本周五郎のほうが上手い。
周平は剣術やっててなんぼよ。スカッとさせてよ。
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枕元で使えるネット端末がほしくなったので泥タブ買ったった。機種は人気のASUSメモパHD7(ME173-PK16)。ファンキーストロベリーのボディが可愛い。これで不眠も怖くないぜ。
んで。引き続き藤沢周平、今回は少し長めの短編ってことは中編を4本収録。全て武家モノで、主人公は剣術使い(←ここ重要)。やっぱりチャンバラがあるとないとじゃ面白さが全然違うんだよね。どの話もよかったんだけど、特に印象的だったのは「榎屋敷宵の春月」だ。主人公・田鶴の小太刀が琴線に触れた。よくわかんないけど小太刀って格好いい気がする。
これは周平の中でもかなり粒揃いの一冊なんじゃないか。レベル高いぞ。
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豪州時代の仲間と久しぶりの飲み会。S木なんて20年ぶりに会ったぞ。みんなに妻の写真を見せたら「子供じゃねーか!」と言われた。当たり前だ。だから結婚したんだ。
んで。引き続き藤沢周平、長編の下巻。チョメチョメしてたらお互い本気になっちゃった。しかし不義密通は重罪。それをタネに強請ってきた同業者を殺しかけたりしたこともあって、えいやっとばかりに全てを捨てて駆け落ちエンド。こうして不倫カップルだけは救われた。ただ周りは大迷惑だよなぁ、と考えちゃうとモヤモヤが残る。
こういうのより海坂藩あたりで切ったり張ったり青春したりしてるのを読みたい。
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通販の利益が減りまくって、今月は過去最低を更新しそうな勢い。競合してる連中はなに考えてるんだ。もう少し高値で安定させろ。と、ツールでガンガン値下げしてる俺が言う。
んで。引き続き藤沢周平、今回は長編市井モノ。一代で築いた商売は老舗からの圧力で大変だし、家庭は冷え切ってて居場所ナシ。そんな侘しい初老を迎えた問屋の主人が人妻に惚れてチョメチョメする話。念願の長編だけど、暗い。暗すぎるよ。文章が上手いから読んでて余計なストレスはないのが救いか。
まだ下巻が残ってるけど、先が思いやられる暗さだ。これ誰も幸せにならないんじゃないか。
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やること全て見当違いのmixiが閑古鳥。一応チェックはしてるけど、もう誰も書き込まない。みんなどこ行っちゃったんだろうなぁ。Facebookがあるからどうでもいいけど。
んで。引き続き藤沢周平、今回のは短編集。どの話も派手さはないんだけど、安心安定の面白さ。特にオヤジの渋さが際立つ「闇討ち」「鷦鷯」が好もしかった。短編として完成されていることは理解しつつも、もっと長く読んでいたかった。
作家を名乗る連中は最低限これくらいの文章力を持っていてほしいもんだ。わかるか池波?