- 鷲田清一
- 洋泉社新書y
- 貰い物
どうも釜石の親戚の年寄り3名が鵜住居防災センターで行方不明になってるらしい。俺はガキの頃に会ったことがある程度だけど……。せめて遺体が見つかりますように。
んで。ちょっと前に読んだファッションを哲学した人の本。今度は死について考えてみたらしい。要するになんだ、生物学的な死についてじゃなく、社会学的な死についての考察みたいな。口語体だから読みやすくはあったんだけど、内容があったかというと疑問。言葉遊びに過ぎない感じ。
そもそも死なんて化学反応が止まるだけの話なんだから、難しく考えることないんだよ。大したことじゃない。
- 立花隆
- 文春文庫
- 貰い物
ようやく東北へのクロネコメール便が正常化してきた。まだ東北からの注文は少ないんだけど、配達可能地域かどうか確認するの面倒だったから助かるよ。
んで。死後の世界があるのかないのか下巻。結局どう読んでも死後の世界を肯定できる資料はなかった。死後の世界というのは現代の科学で明快な説明ができないから否定はできない、という消極的な理由の下でしか存在を主張できないものだということは把握した。これはもう悪魔の証明。立脚点が間違ってる。まずは存在するって言ってる連中が証明しろよ馬鹿らしい。
科学の発展が一刻も早く死後の世界を否定できるレベルに達してくれることを望んでやまない。
- 立花隆
- 文春文庫
- 貰い物
輪番停電終わった? 結局、ウチの区域は一度も停電しなかったな。同じエリアに西武鉄道の変電所があるから電気を止められないという噂は本当だったのか。毎回サーバ止めたり準備してたのに。
んで。死に損なった時に金色の光を見たとか死んだ婆さんに会ったとかいう臨死体験は、死後の世界を見たのか、はたまたただの脳内現象なのかっつーのを検証してみようって本。ここまでのところ死後の世界の存在を証明できるようなデータは出ていない。死後の世界あるある派のデータは自己申告のアンケートだからなー。
あるある派は下巻で決定的な証拠を提出しないと脳内現象派の勝利で終わりそう。
- 柳田充弘
- 講談社ブルーバックス
- 貰い物
両親がウチに避難中。住まいである那須の家が震度6強を喰らって室内ボロボロ、屋外では庭の一部が崩れて駐車場が埋まっちゃったらしい。まだ築3年なのに……。
んで。ブルーバックス再び。今回はDNAなんだけど、これがもう化学式がたくさん目に入ってきて怖い。専門用語多すぎ理解できない箇所多すぎ。DNAポリメラーゼがエキソヌクレアーゼ活性でDNAを修復するステップなんてのを読むと、DNAって上手くできてるもんだねーとは思うんだけどわからんもんはわからん。
難解すぎて俺には無理だとわかっただけでも収穫だな、うん。
- 石浜淳美
- 講談社ブルーバックス
- 貰い物
あの日は、前の晩に地震の夢を見た妻が「怖いから行きたくない」と駄々をこねて大遅刻。なだめすかして家を出たら、電車に乗る直前ホントに地震が来て難を逃れた。恐るべし野生児の勘。
んで。あれから1週間、電車の運行が若干安定してくれて、ようやく仕事に行けるようになったので読書復活。性とはなんぞやということを生物学だけじゃなくいろんな観点から解説した一冊。とてもわかりやすくまとまってて好感触。減数分裂なんてのは学校で習った気がするよ。性反応とか性行動、催淫薬のあたりが特に面白かった(性的な意味で)。
読書っていいね。読んでる間だけは現実を忘れられるから。現実ツラすぎ。
- 井上栄
- 講談社現代新書
- 貰い物
島崎藤村と安彦良和を足して2で割りたくなる。そんなアンニュイな昼下がりを過ごす今日この頃。倦怠期か?
んで。タイトルがこんなだからセンセーショナルな内容かと思ったら、実際にはとても落ち着いた感染症概論だった。日本で身近な感染症の種類、歴史、症状、防疫などについてサラリと概略を知ることができる感じ。全然難しくないからストレスなしで興味深く読めた。ナイス。
感染症のこと考えると、妻の実家に里帰りするの怖くなるなぁ。飯も不味いし。
- 石川恭三
- 集英社文庫
- 貰い物
ウチの妻は見た目が幼い。外食に行くと、なぜか店員さんが子供用の食器セットを用意してくれるくらい幼い。なんたる合法ロリ。
んで。たくさんの患者さんの死を見てきた臨床医による思い出に残る死に方をした患者さんの話をまとめたエッセイ。なんともやり切れない死に方、それはしょうがないっていう死に方などなど、病死にもいろんなシチュエーションがあって面白かったよ。どの話も最終的に患者さんが死ぬことはわかってるから、読んでて疲れない点も評価。
ところで、直腸癌で死んだニュースキャスターの水口浩(仮名)ってホントは誰?
- 永井明
- 朝日文庫
- 貰い物
大学入試の問題を知恵袋で聞いてもいいじゃんね。大学が対策を講じてなかったんなら、使える手段はなんでも使うべきよ。もちろんリスクは覚悟の上で。
んで。神の手なんか持ってない有名でもない普通のお医者さんに、なんで医者になったの最近お仕事どんな感じなの楽しいのとか聞いたら見えてきた悲喜こもごもと浮かび上がる現代医療の問題点、たまに病気の話とか。嫌味がなくわかりやすい文章がいい具合。
みんな普通の医者でいいじゃないか。ブラックジャックになったら医師法違反で捕まっちゃうぞ。
- 小松秀樹
- 新潮新書
- 貰い物
御茶電仲間のTK&ぼみッコが結婚! これから二次会だけ参加してくるよー。みんなにウチの新妻も紹介できて一石二鳥。
んで。医者に完璧を求めすぎ、これじゃ誰も医者にならない、という医療現場の叫びというか愚痴。いろいろ要望を書いてたけど、まともな日本人なら、最善を尽くした結果であれば医療事故が起きても責めないんじゃないかなぁ。結局は人同士の信頼の問題じゃね? 逆に、信頼できない医者が事故った時はとことん追い込むべき。戒めだもの。患者から信頼されない医者は淘汰され、医者を信用できない患者は病院に行かない。そうなれば、みんな幸せ自己責任。
それでも崩壊するような医療体制なら、崩壊すればいいのさ。
- 小此木啓吾
- 新潮文庫
- 貰い物
ニュージーランドって地震国なのね。オーストラリアでは一度も経験しなかったから、オセアニアには地震がないのかと思ってた。
んで。40代50代ってね、会社での立場とか家族との関係とか、そういう環境が大きく変わりがちな年頃なんだって。で、そのストレスで心を病んじゃう人が多いんだって。そんな中高年に心の健康をアドバイスしてくれる本なんだ。なるほど、これぞまさに30代、自営業、若い娘と結婚したばかりの俺が必要としていた本、デスカ?
まぁいいや。世の中高年が苦しんでると思うと気分がいい。