- 筒井康隆
- 新潮文庫
- 手持ち
通販の発送をクロネコDM便からクリックポストに切り替えてまだ2日なのに経費増大が派手に痛い。そうでなくてもオワコン商品で利益は薄くなる一方なのに、これ以上どうしろと。
んで。今回の手持ち筒井はショートショートがメインの短編集。決してつまらないわけじゃないんだけど、どれも読み始めた途端に終わっちゃうから没入感に乏しくてなぁ。平均レベルが高い新潮文庫の筒井といえども、こうも短い話ばかりでは筒井ワールドを楽しめない。というかだけどね、筒井に限らずそもそもショートショート一般が好きじゃないからしょうがないね。次に期待。
と思ったけど手持ち筒井は新潮文庫を残すだけ。読むのもったいない気がしてきた。
- 筒井康隆
- 新潮文庫
- 手持ち
ヤマト運輸からクロネコDM便で商品を送るなと言われてしまったのだ。こうなるとクリックポストに完全移行するしかない感じ。送料が倍になるんだから、ますます売れなくなるなぁ。
んで。手持ち筒井は満を持しての新潮文庫に突入。期待を裏切ることのない高レベルの短編集で、ここまで読まずに我慢してきた甲斐があったというものよ。中でも際だって面白いのは文句なしで「通いの軍隊」でしょ。これは歴代筒井短編の中でも上位に入る名作だからね異論は認めない。それ以外にも「熊の木本線」は少し家モノの匂いがして好き。表題作は皮肉が効いてるし、澤もドリブルが上手い。
やはり筒井は新潮文庫に限る。新潮に比べたら他の出版社はカスだ。単行本は知らん。
- 筒井康隆
- 角川文庫
- 手持ち
ムスッコが歩けるようになって早3ヶ月。家の中だけとはいえ自由に動ける範囲が一気に広がって、気がつくと食器棚の引き出しに納まってたりする。なんだこのクソ可愛い小動物は。
んで。引き続き手持ち筒井のお片付けで角川文庫ラスト。これも角川らしく小粒ながらも駄作が見当たらない短編集でサクサクと読み終わり。気楽にサラッと読み進めてて突然ガツンとくるのは、やっぱ「近代都市」だよね。国鉄の列車のトイレから糞尿が飛び込んでくるヤツ。その昔、初めてこの話を読んだ時分には電車から垂れ流しなんてあるわけないと思ってた。ピュアな俺かわいい。
筒井短編はストレスなく読めちゃうんだけど、日記つけるのが面倒というストレス。
- 筒井康隆
- 角川文庫
- 手持ち
漫画家をはじめ文筆業の人間を「先生」と呼ぶ風潮が気持ち悪い。編集者が作家を“先生”とおだてるのは理解できるが、読者には関係なかろうが。少なくとも俺の先生じゃねーわ。
んで。引き続き手持ち筒井のお片付けで角川文庫。その中でもかなり平均値が高い短編集でストレスフリーの読み心地。特に表題作は風刺が効いている以上にバカバカしい筒井の得意パターンでオチまで一気に突っ走った傑作。農協の悪評をここまで面白おかしい話に昇華させる筒井は間違いなく天才だ。その他、改行少めの高密度文章でたたみかけてくるパターンの「経理課長の放送」も好き。
筒井だけは「先生」に値する作家かもしれん。筒井先生……いや、ないな。
- 筒井康隆
- 角川文庫
- 手持ち
なんか知らんけど定期的に聞きたくなる、というかPVを観たくなるSOULD'd OUT。ダサくて格好いいという不思議な世界は唯一無二と言える。エロ格好よさでは谷村新司に敵わぬが。
んで。引き続き手持ち筒井のお片付けで角川文庫はジュブナイルを3本収録。子供向け(という体)の作品だからサクッと読み終わっちゃったけど、どれもけっこう面白かった。若かりし頃に「時かけ」を読んだ時は、なんともつまらん話だとしか思わなかったんだけど、それなりに年齢を重ねた今になって改めて読んでみたらかなり面白くて、やっぱ筒井って天才なんじゃねって思った次第。
筒井のジュブナイルってジュブナイルじゃないよね。ジュブナイル詐欺。
- 筒井康隆
- 角川文庫
- 手持ち
俺はケチだ。そしてかなり手先が器用だ。そのせいで、ありものを自分で改造&修理して満足しちゃう。だから新しいアイデアなんて全く浮かばん。なにかを発明する人はスゴいと思う。
んで。引き続き手持ち筒井のお片付けで角川文庫。今回のは総じて小粒な作品ばっかりだったけど、どれも筒井康隆らしさが感じられて面白かった。SFっぽいのがあると思えば、くだらない(いい意味)言葉遊びあり。表題作なんかは、当時こんなの書いて大丈夫だったのかと心配になるほど不謹慎で、世の馬鹿をハッキリきっぱり馬鹿にしていくスタイル、嫌いじゃない。ってゆーか大好き。
つまらない話がない短編集はポイント高いわ。
- 筒井康隆
- 角川文庫
- 手持ち
フィリピンに里帰りしてきた。日比交雑種のムスッコ(1歳3ヶ月)にとって記念すべきフィリピン初上陸だったんだけど、劣悪な環境に耐えきれず発熱したりして、割と大変だった。
んで。そんなこんなの里帰りのせいで前回から1ヶ月も空いてしまったけど、引き続き手持ち筒井のお片付けで角川文庫。今回のは、全体にとにかく惜しい。どの作もそれなりにドタバタしてて面白く読めてるような気がするんだけど、終わってみたらそこまでじゃないという微妙な仕上がり。かろうじて表題作が筒井らしさを醸し出してたけど、それでも爆発力不足なのは否めない。つまらなくはないんだけど、これは違う。
もっと筒井を感じさせてくれよ。もっと俺を楽しませてくれよ!
そんなこんなでようやく自分の意思で入手した本を読める状態になったのにイマイチ充実感がないけどしょうがない。諦めて読んダラ日記の15年目を振り返ってみる。
・書籍:39冊
・漫画:『ベルセルク』今年も出た!
冊数は減った。減ったなぁ。過去最低記録を余裕で更新。仕事と家事と育児を同時にこなしながら読書時間を確保するのはマジ無理ゲー。
2018年こそダラリと読めますようにお願い神様。んではまた来年。
- 筒井康隆
- 角川文庫
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愛車ミラちゃんの修理見積もりが出た。15年落ちの車にかける金額じゃなかった。悩みながら中古車売り場をブラついてたら、激安のタントを発見もう即決よ。修復歴なんて気にしねぇ。
んで。引き続き手持ち筒井のお片付けで角川文庫。これは短編集というかショートショート。筒井の商業デビュー作「お助け」が入ってる点では記念碑的なのかも知らんけど、全て短すぎて読み応え不足。41篇という膨大な数が収録されてたけど、ぶっちゃけ印象に残ったのはゼロ。ただの1つもなし。個人的に筒井はもう少し長い短編のほうが面白いと思う。“長い短編”って自分で言ってて意味がわからんが。
あと解説の星新一が褒めすぎでモヤモヤする。これ嫌味なんじゃねーか。
- 筒井康隆
- 角川文庫
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愛車ミラちゃんを車検場に持ち込んだら、後輪ブレーキの制動に左右差が出てクリアできず。オンボロだけど可愛い愛車だ。直せるもんなら直したいから、ダイハツのお店に置いてきた。
んで。引き続き手持ち筒井のお片付けは、角川文庫に入ってかなり気が楽。今回のテーマはスパイなんだろうか、やけにスパイ絡みの話が多かった気がした。表題作をはじめとしてバカらしい短編揃いで楽しめた。中でも一番よかったのは「ヒストレスヴィラからの脱出」だ、と感じるのは俺だけじゃないはず。これぞまさに筒井のSF短編で、とにかく雰囲気が心地いい。こういうのを読みたくて筒井を読んでるんだ。
これは角川文庫の中でも、かなり当たりの短編集だと思う。久々に筒井を堪能できた。