- さくらももこ
- 集英社
- 貰い物
居眠りの街のまにゅんと飲んだ後、久しぶりに御茶電事務所を訪ねてみたら相変わらず混沌とした不思議空間だったので掃除した。うむ、とても汚い。
んで。流れのまま処分品。これも昔読んだことがあったのかデジャブの如き既読感。でも内容なんて全て忘却の彼方だったのでなんとかなった。エッセイ嫌いにかけては右に出る者の頬を打たれたら左の汝が隣人を愛することでつとに有名な俺だけど、これはまるで漫画なので正直ちょっと面白かった。なにより軽くて助かった。
これでようやく処分作業完了なので軽やかなステップを踏みつつ捨てる。
- さくらももこ
- 集英社
- 貰い物
好き勝手に食っちゃ寝飲んじゃ寝してたら腹がスゴいことに。これが噂のビール腹か。ふむぅ。俺の腹がどうなろうと誰も困らないな。見なかったことしよう。
んで。本棚で資源ゴミとなる日を待っていた本。読んだことある気がするけど捨てる前に読むルールだからなぁ。幸いなことに中身はほぼ完全に忘れてたので、それなりに楽しく読めた。著者は漫画家の人だね。ヘタ絵の。この人は漫画よりエッセイのほうが向いてると思う。エッセイなら、ほら、絵を見なくて済む。
ふと本棚を見ると同じシリーズがもう1冊あった。次はそれか。
- 「新潮45」編集部(編)
- 新潮文庫
- 古本
日記管理ツールを書き直そうと思って現状のスクリプトを見直したところ、自分で書いたものながらひどい。こんなんでよく動いてるな。
んで。シリーズ第4弾。現時点では最終巻っぽい。ここまでくるとネタ切れ感があって事件の小粒化が甚だしい。印象に残ったのは「神戸大学院生リンチ事件」のみ。これは原因が兵庫県警のサボりにあったのでやるせない。それ以外の事件は頭の悪い人が殺したり殺されたり。他人に迷惑をかけず関係者同士で殺り合うぶんには文句言わない。
このシリーズに出てきた犯人には共通項がありすぎる。キーワードは低能、低学歴、低所得あたり。怖いぜ負け組。
- 「新潮45」編集部(編)
- 新潮文庫
- 古本
仕事部屋の本棚から数年前の雑誌の切り抜きが出てきた。Linuxでサーバを立てる入門記事だった。当時はこんなこともわからなかったんだなぁ。しみじみ。
んで。シリーズ第3弾。今回もワイドショー。とりあえず思ったことを挙げとくと、「人気AV女優怪死」で殺されたAV嬢は可愛くなかった。ガキの逆恨みによる「大分一家殺傷」では親の製造者責任を問うべきだと思った。他の事件は似たり寄ったりで違いがよくわからなかった。
とりあえずあれだ、一度でいいから法務大臣をやってみたい。いい仕事するよ?
- 「新潮45」編集部(編)
- 新潮文庫
- 古本
自宅でWebの仕事を少々。ヒキコモリのままでも酒代くらいは稼げそうだ。在宅作業はいいぞ。ビール飲みながらでも怒られない。
んで。『殺人者はそこにいる』から始まるシリーズ第2弾。ワイドショー的事件ばかりで読みやすい。「池田小児童殺傷」の宅間守や「池袋通り魔」の造田博、「尼崎実子虐待」の勢田知子、「月ヶ瀬村中学生殺人」の丘崎誠人などなど、犯人はたいがい親の代からまともじゃないの。生活保護とか精神病とか朝鮮人とか。なんとなく犯罪者を生み出す環境や血筋が見えた。
なんにせよ怪しい人間には近づかないのが一番。怖い怖い。
- 筒井康隆
- 文春文庫
- 古本
IBM NetVista(セレ600)をもらったので部屋のPCをコンバート大作戦。ついでに暑さ対策でルータPCの土手っ腹にケースファン用の穴を開けたり。なかなか楽しい。
んで。馬の首星雲にある恒星系惑星の間で起きた戦争を舞台にしたSF長編。戦場商人の婆さんと4人の息子たちを中心にして話は進む。軍隊に入り一攫千金を夢見たりとそれぞれの道を進んだ息子たちが、実はお互い知らないところで少しずつ絡んでたのが俺の好みに合ってて引き込まれた。途中ダレないし、筒井の長編では『旅のラゴス』に次ぐ傑作かも。この頃の筒井は真面目に書いてたんだなぁ。
戦争文学のコラージュになってるらしいのだが全くわからなかった。どこが?
- 宮嶋茂樹
- 文春文庫PLUS
- 新本
暑い。壮絶に暑い。これだから夏は嫌いだ。不幸中の幸いはニートだから出勤がないこと。もう秋までエアコンの効いた部屋から出ない。だっておんもは暑いもん。
んで。ちょっと前に不肖の文庫が出てたので買った。時は2001年、偉大なる将軍様の特別列車で行くシベリア鉄道24日間の旅をストーキングして狙い続けた男の物語。自衛隊が出てこない話では一番面白かったかも。文章は相変わらず下手だったけど以前よりはだいぶマシになった。手に汗握る展開で、中でも序盤オムスクのプーシキン図書館でのくだりは出色。
そういや新本を買ったのは『造艦テクノロジー開発物語』以来だ。けっこう読んでるのに出版業界へは貢献してないなぁ。
- 筒井康隆
- 集英社文庫
- 古本
学生時代から使ってきたS167用廃。現役R焼き機だったんだけど置き場がなくなった。捨てるのはガワだけだからリサイクル法は役立たず。面倒だけど小さく切って不燃ゴミで出すよ。
んで。筒井によるブックレビュー。数えてないけど全146冊が紹介されてたらしい。その中で俺が読んだことあったのは『ブラックジャック』のみ。漫画じゃん。興味を惹かれたのはわずかに『田紳有楽』『詭弁論理学』『ユーモア・スケッチ傑作展』の3点で、それだって買って読みたいとは思わないレベル。もっと面白そうな本を面白そうに紹介すればいいのに。
今回も集英社文庫はつまらなかったわけだ。集英社マジ使えねぇー。

- 防衛弘済会
- 月刊誌
読書の途中だけど雑誌。
んなわけで特集「在日米軍再編の最終的なとりまとめ」は3ヶ月連続で似たようなネタ。すっかり飽きた。ただ連載が読めたので助かった。「自衛隊ルポ」と「東へ西へ」は毎度安定してるから置いといて、注目は「知られざる物語 防衛庁からの戦史」の巡洋艦「神通」の艦長、水城圭次大佐。昭和初期、連合艦隊の夜間演習中に起きた衝突事故「美保ヶ関事件」の責任を1人で負わされた人らしい。いつも興味のないテーマばかりだったコーナーが初めて面白かった。後編が待ち遠しい。
巻末インタビュー「わたしの目線」には樋口監督が登場。『日本沈没』を撮ってるとか。しょぼそうな映画だけど自衛隊の活躍シーンが多そうな点は期待。まず観ないだろうけど。
- 筒井康隆
- 新潮文庫
- 古本
ニート満喫中。しかし親から金銭的援助は受けてないし国民年金も税金も期日通り納めてるので実はけっこう模範囚であることをアピールしておく。
んで。筒井エッセイは筒井エッセイだな。全48本のうち多少なりとも面白かったのは3~4コ。残りは普通につまらないか、とてもつまらないかのどっちかだった。エッセイというと必ず出てくる演劇の話題がとても困る。いつ読んでもつまらない上に常に内容かぶりまくりなので、ちょっと勘弁してほしい。
さらに困るのはジャズと山下洋輔。筒井の友達自慢を読まされたところで全く面白くないので、これはもうホント真剣に勘弁してほしい。









