2012年10月 の日記
■2012年10月30日 [書籍の類]
再会 慶次郎縁側日記
  • 北原亞以子
  • 新潮文庫
  • 貰い物
俺満足度:★★☆☆☆

親戚のおばちゃんが唐突に掃除機をくれた。先週買ったけど使いづらかったらしい。お値段は! なんと! 52,000円。そんな高級品をポンとくれるなんて本家筋は経済レベルが違いすぎる……。

んで。根岸で酒問屋の寮番をやってる元町方同心がなんやかんやと捕り物に首を突っ込むシリーズ第2弾。勧善懲悪じゃなく、罪を犯すほうにも理由とか事情があって云々、という人間ドラマなんだけど、どの話もじっとりしてて気持ちよく読めない。話もそれほど上手くない。NHK金曜時代劇のほうはけっこう面白かった記憶があるんだけど、原作は読み進めるのがストレスだ。

あと1冊。あと1冊で北原亞以子から解放される。もう少しだ。耐えろ俺。

■2012年10月25日 [書籍の類]
慶次郎縁側日記
  • 北原亞以子
  • 新潮文庫
  • 貰い物
俺満足度:★★☆☆☆

新宿某所のDC(防空指令所じゃないよデータセンターだよ)でサーバ構築作業をしてきた。寒かった。まっこと寒かった。

んで。北原亞以子の手持ちラストを飾るシリーズは「慶次郎縁側日記」。それも第1巻から発掘されてラッキー。高橋英樹がやってたドラマ版を観たことあったので多少の期待を込めた読んでみた。隠居目前の八丁堀同心、慶次郎。祝言目前の娘レイープ&自害しちゃって一人残された後になんやかんやあったりなかったりする話で、まぁ、これは、そこそこ、面白い。北原亞以子にしては。

でもやっぱりスッキリしない。もう少し気持ちよく読ませてくれないものか。

■2012年10月22日 [書籍の類]
夜の明けるまで 深川澪通り木戸番小屋
  • 北原亞以子
  • 講談社文庫
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆

仲井真の目つき、あれはキチガイの目だ。そもそも琉球人が自分の意見を持つなど、おこがましいにもほどがある。二等国民は身の程を知れ。

んで。スッキリしない時代物を書かせたら右に出る者はいないかも知れない北原亞以子の「深川澪通り木戸番小屋」、なぜかシリーズ第4弾のみ発掘された。木戸番小屋に住む笑兵衛&お捨夫婦の生温かい優しさにいろんな人が救われる話で、非常にもっちゃりしててつまらない。粘性が高すぎて気持ち悪いんだよな、この人の小説。

シリーズの最初から読んでいたら面白かったのかも……って (ヾノ・∀・`)ナイナイ

■2012年10月17日 [書籍の類]
昨日の恋 爽太捕物帖
  • 北原亞以子
  • 文春文庫
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆

特別なイベントがあるわけでもなく、気になるニュースがあるわけでもなく、毎日つまらんなぁ。と酒を飲む。うむ、幸せだ。

んで。元孤児で悪さばっかりしてた現うなぎ屋の若主人兼岡っ引きの爽太くんがそれほど活躍するわけでもない捕物帖。どの話もオチがヌルッとしてて全くスッキリしない。各話が終わるたびに“で?”という文字が頭の中に浮かぶ。短編なんだからシャキッと締めてくれよ。気持ち悪いじゃん。

どのへんに需要があるのかわからん作家だなぁ。

■2012年10月12日 [書籍の類]
恋忘れ草
  • 北原亞以子
  • 文春文庫
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆

なぜか最近、ゴーリキーが可愛く思えてきたぞ。決してゴリ押しに負けたわけじゃない……貧乳は正義なのだ。

んで。北原亞以子に初挑戦。まずはこれ、直木賞受賞作らしい。江戸の町で手跡指南の先生だったり絵師だったり料理屋の女将だったりの女が独り頑張って生きていく短編集で、直木賞の名に恥じぬつまらなさ。展開はいいんだ。でもオチがないんだよオチが。いつもヌルッと終わるんだよ。全然スッキリしないんだよ。

こういうの女は好きかもね。俺は嫌い。

■2012年10月08日 [書籍の類]
涙堂 琴女癸酉日記
  • 宇江佐真理
  • 講談社文庫
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆

空自コスプレ大会絶賛開催中。防衛学の講義に来た情報の1尉、なんか見覚えあるなコイツと思ったら同期だった。しばらく見ない間に偉くなったもんだ。

んで。手持ちの宇江佐真理、たぶんラスト。八丁堀の同心だった夫が殺されたおばちゃんが、浮世絵師になった息子と同居しながら友達と遊んだり気ままに日々を送っているうちに夫が殺された理由もわかってめでたしめでたし。というなんとも盛り上がりに欠ける話だった。宇江佐真理って連作短編下手か。

とりあえず終わりだ終わり。俺は前しか見ない。次は誰の本を読むかなー。

■2012年10月03日 [書籍の類]
室の梅 おろく医者覚え帖
  • 宇江佐真理
  • 講談社文庫
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆

明後日から空自コスプレ大会。毎年、事前に自主トレをしてから参加しようと思うんだけど、思うだけでなにもしない。今年もなにもしてない。またぶっつけ本番か……。

んで。まだ宇江佐真理。「おろく」とは死人のことで“南無阿弥陀仏”が6文字なことに由来するらしい。死人の医者だから現代の監察医だな。そのおろく医者が助産婦やってる奥さんとともに江戸の事件を解決する推理小説色の濃い連作。これがどうにも犯行のトリックを考え過ぎて空回り。じっとりした文章は爽快感もないし、全然面白くない。

宇江佐真理で初のハズレを引いたー。