- 夏見正隆
- 徳間文庫
- 古本
買い換えた車の減価償却をしようとしたら、ずっと使ってる青色申告ソフトが現行税制に対応してなかったのでこちらも12年ぶりに買い換え。今までのデータを引き継げて感激した。
んで。表紙が梅組の15だったから反射的に読んでみた。今は後悔しかない。自衛隊がまるで昭和時代かのような日陰者っぷりで、時代錯誤すぎて不自然極まりない。おまけに自衛隊の組織も文化もなにもかも滅茶苦茶で、現実の自衛隊を知らず調べもせず想像だけで書いたとしか思えない。そんな脳内世界の自衛隊が繰り広げるストーリーは当然のように白けまくりで欠片も記憶に残ってない。そりゃイーグルも泣くよ。
でも、なんとこれがシリーズ物らしいという衝撃。俺は絶対に読まない。
- 安生正
- 宝島社文庫
- 古本
いよいよ平昌オリンピック開幕! メダルなんてどうでもいいから、とにかく怪我人とか病人とか死人がたくさん出てくれればそれだけでいい。南鮮の生きとし生けるものよ、死ね。
んで。裏表紙のあらすじに自衛隊の文字があったから反射的に読んでみた。未知の細菌によるパンデミックと思わせておいて実は、という当初の展開はよかった。でも自衛隊の組織や装備、生物学の基礎知識、学者の肩書、船乗りの言葉遣いなどなど、作品世界の土台を補強すべき描写に違和感、というか間違いがありすぎて没頭できない。あと、神の声が聞こえちゃうオカルト要素も意味不明でいただけない。
アイデアは面白かったのにもったいない。このミステリーはすごくない。
- 清水潔
- 新潮文庫
- 古本
予定ではもうすぐ保育園の合否が届くはず。点数を低く抑えた上で高倍率の園を単独指名したんだからちゃんと落ちてくれないと困る。妻の育児休業給付金の延長がかかってるんだ。
んで。ちょっと前に「文庫X」として話題になった本が棚に入ってた。当時の俺が気になって入手したまま放置されてたと思われる。せっかく気がついたから読んでみたら、これが凄かった。足利事件を冤罪と導いただけでは飽き足らず、類似の事件とともに真犯人の存在に迫っちゃって、これぞジャーナリズム。警察、検察、裁判所、そしてマスゴミの腐れ具合が克明に描かれてて素敵だった。
問題は真犯人なんかより司法だわ。早く冤罪の司法関係者を罪に問えるようにして。