- 山崎豊子
- 新潮文庫
- 古本
妻の育児休業給付金がついに終了。2度の延長を経て22ヶ月間、働きもせずに得た金額は約180万円。書類作成と職安への提出を自分でやったから手間はかかったけど、元は取れたな。
んで。不毛な地帯の第2巻は第1次F-X売り込み合戦からスタート。防衛庁内のごたごたで同期が自殺したりもしたけれど、主人公は元気です。モデルがモデルだけに政財界の人脈を使いまくる裏工作の出番かと思いきや、さほどダークなことはしないままF-104がさっくり採用されて、そして時は流れ……次長、部長、本部長、取締役の時代が省略されて常務取締役壱岐正へ突入。いちいち反対してくる副社長が邪魔になってきたご様子。
これは副社長を追い落として自分が副社長になる流れやろなぁ。
- 山崎豊子
- 新潮文庫
- 古本
たまにしか乗らないタントにソーラー充電器を導入。分岐するヒューズがエンジンルーム側にあってしばし悩むも、助手席ドアのサービスホールから回す見事な素人仕事で解決した。
んで。山崎豊子本人は否定しているらしいけど、どこからどう見ても瀬島龍三とゆかいな仲間たちをモデルにした不毛な地帯の話。かなり期待値の高い第1巻は主人公が近畿商事こと伊藤忠で働き始める社長室付嘱託壱岐正と、大本営参謀時代に出張で行った満州でソ連に捕まってシベリアでダモイダモイする長期抑留者壱岐正のダブルストーリーで、さすが安心と信頼の山崎豊子、始まった瞬間からいきなり面白い。壱岐だけに。だはは。
ここから出世街道をばく進する未来が見える。早く次だ、次を読ませろ。
- 新田次郎
- 新潮文庫
- 古本
倉庫に眠っていたEPIA-ME6000がたまたま発掘されたので、ものは試しとWindows2000を入れてSeleniumを動かしてみたら重すぎて全然ダメで諦めた。次の古代の遺物、出てこいや!
んで。見事にお金を騙し取られて傷心の主人公なのでガチ登山から少し離れての就職編、そして結婚編。これがなかなかドラマチックな展開で面白かった。むしろ山より面白いくらいだったのでこのまま続けてもらって構わなかったんだけど、そういうわけにもいかず山に戻って怒濤の勢いでアイガー北壁撤退からのマッターホルン北壁制覇で感動の大団円。登山用語が全くわからない問題はあったけど、これは間違いなく名作ですわ。
モデルの芳野満彦氏は数年前までご存命だった模様。それがなによりの後日譚だ。