2019年06月 の日記
■2019年06月19日 [書籍の類]
満鉄
  • 原田勝正
  • 岩波新書
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆

複数回献血クラブがラブラッドになってから結果の反映が早い。献血翌日の昼には生検の結果が出る。結果発表を待つ間は数値を気にせず飲み放題としている俺にとっては痛し痒し。

んで。満鉄こと南満洲鉄道株式会社の話。日露戦争後の会社設立から太平洋戦争後の解体まで、満鉄の歴史が大まかに知れたのはよかったんだけど、なんだか教科書か報告書のようで全く面白くない。文章力の低さも相まって、かなりの苦戦を強いられた。柳条溝と柳条湖の表記が統一されてなかったり、そういう細かい点がいちいち気になって気持ちよく読めないのだよ。そういうのも含めて非常に岩波新書らしい1冊だったと言える。もうイヤ。

ただ満鉄そのものは興味深そうな気配を感じられたので、もっと上手い人が書いたのを読んでみたい。

■2019年06月05日 [書籍の類]
日本鉄道物語
  • 橋本克彦
  • 講談社文庫
  • 古本
俺満足度:★★★★

児童手当現況届を電子申請でやってみたけど、酷い。UIの設計が最悪で、よくこんなに醜悪なものを作れたなと感心するレベル。税金を食い物にしてるねぇ、NTTデータ関西さん。

んで。日本の鉄道の話、というか島安次郎と蒸気機関車と広軌の話。この島という人、どうも歴史に名を残すレベルのガチ鉄らしく、なるほど日本の鉄道=島安次郎と言ってもあながち間違いではないのかもしれない。活躍した時代が時代なので電車のでの字もなく、とにかく蒸気機関車。動輪がどうで火室のサイズがうんちゃらだから2Bテンダーなわけよ。なるほどわかった。広軌化については息子の島秀雄が新幹線を作ってハッピーエンド。親子で鉄。

広軌化の話はどうでもいいとして、蒸気機関車の技術的なことを知れて面白かった。ハンマーブロー。