読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2003年05月25日 [書籍の類]
編笠十兵衛 (上)
- [著] 池波正太郎
- [刊] 新潮文庫
- [入手経路] 手持ち
- 俺満足度:★☆☆☆☆
また池波だよ。そろそろ飽きてきた。
んで。今回の主人公、編笠かぶった十兵衛くんは御意簡牘をチラチラさせる幕府の隠密。柳生十兵衛の血を引いてる剣の達人で人格者。もう完全無欠。そんな彼が幕府っつーか綱吉の間違いを正すため、いろんなところにちょっかい出して赤穂浪士を討ち入らせる話。日本人なら誰でも知ってる忠臣蔵だからサクサクと進んでいくんだけど全然面白くない。主人公が弱点皆無のご都合主義スーパーヒーローだから感情移入なんて無理だし、それ以前に文章が下手だし。池波らしさ全開といった感じ。
上巻は大石内蔵助氏がお家再興を狙って上京し帰っていくあたりまで。最終的に絶対に討ち入るので、とにかく早く読み終わりたい。