読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2003年12月08日 [書籍の類]

最悪

  • [著] 奥田英朗
  • [刊] 講談社文庫
  • [入手経路] 貰い物
  • 俺満足度:★★☆☆☆

母親がどっかで貰ってきた本。捨てるというから読んでみた。650ページもあって文庫カバーに入らないし読みにくいので読む前からいきなり減点。

んで。零細町工場の社長、銀行勤めのOL、無職のチンピラによる群像劇。最終的に1つの事件に集約した。しかし事件に至るまでが長い。いつになっても事件が起こらないから心配になった。キャラがウダウダしすぎで爽快感とか興奮とは無縁のダウナー系、最後も不幸中のハッピーエンド。どうもハッキリしない。

細かい設定や描写がリアルな点は評価できるけど、この人の他の作品を読んでみようとは思わない。