2003年12月 の日記
■2003年12月31日 [年間成績]
2003年のまとめ

そんなこんなで最後を変な本で締めくくっちゃってイヤな気分だけどしょうがない。諦めて読んダラ日記の1年目を振り返ってみる。

・書籍:136冊
・雑誌:多数
・漫画:もっと多数

読んダラには書いてないけど週刊誌もけっこう買った。漫画はサンデー、マガジン、ヤンサン、ヤンマガ、スピリッツを毎号と、他にコミックスを少々。ちと買いすぎな気もするが、ほぼ唯一の趣味なので許されよう。

2004年もダラリと読むよ。んではまた来年。

■2003年12月31日 [書籍の類]
原子力空母 「信濃」南シナ海海戦 (上)
  • 鳴海章
  • C★NOVELS
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆

大晦日だというのに鳴海章。3巻組なのでほぼ年越し決定。年末の大掃除さえなければ手にすることもなかったろうに。

んで。ひどい。原子力空母がトントン拍子で日本のものになって海自が4000人くらい乗せてすぐ動いた。4000人も抜けたら他の艦は人手不足で動かなくなるよなぁ。艦載機が空自のファントムというのも無理だ。細かい設定も無茶苦茶。アメリカに内緒で改造した妄想攻撃機「ファイティングハリアー」のノズル角制御レバーは、乗るたびに動作方向が変わる。怖い改造したもんだ。

鳴海章だからこんなもんだろうけど、それにしてもひどい。まだ中下巻が残ってると思うと鬱。

■2003年12月30日 [雑誌の類]
Newton2004.2月号
Newton (2004.2月号)
  • ニュートンプレス
  • 月刊誌
読んダラ通算15号目

このところ腑抜けた特集続きの『ニュートン』だったけど今回は久々に良かった。

んで。特集「ゼロは宇宙を生んだ」は数字のゼロについて。インド生まれの「0」はいろんな意味を持っていた。ゼロと無限の表裏一体感なんかはいい感じ。真空は密度ゼロかと思いきや実は粒子と反粒子が対生成と対消滅を繰り返してるとか、宇宙は大きさゼロから始まったとか、なんかスゴい。

「実験室で進化をつくる」もよかった。構成的アプローチにより人工生命で進化のルールを探るという少々トンデモな研究。既に大腸菌と細胞性粘菌のような人工共生系は出来てて、次は分裂可能な人工細胞を作るとか。おお、神への挑戦。突っ走ってほしい。

■2003年12月28日 [雑誌の類]
航空ファン2004.2月号
航空ファン (2004.2月号)
  • 文林堂
  • 月刊誌
読んダラ通算7号目

中途半端な時間に文庫を読み終わってしまったのでなんとなく飛行機雑誌を読んでみた。

んで。特集は「サイドワインダー」。ついでにXAAM-5についても触れてるようなことが書いてあったから期待したんだけど裏切られた。サイドワインダーについてはAIM-9Xの概略を紹介しているだけ。XAAM-5なんてほとんど情報ナシ。この程度で特集と言われても困る。

いつものことだが他に読めるページは見当たらないので、金をドブに捨ててしまった気分。鬱。

■2003年12月28日 [書籍の類]
夢の木坂分岐点
  • 筒井康隆
  • 新潮文庫
  • 新本
俺満足度:☆☆☆☆

ちょっと久しぶりの筒井は谷崎潤一郎賞受賞作品。あまり期待せずに読んでみた。

んで。多重虚構というヤツ? 虚構の中の虚構で話が進んで、さらにその中の虚構世界に入り込んで……みたいな感じに虚構の段階が刻々と変わる。サイコドラマとか深層心理とか夢がキーワードになってたりして、まさに俺の嫌いな方面の筒井。

わけわからん。

■2003年12月25日 [書籍の類]
連合赤軍「あさま山荘」事件 実戦「危機管理」
  • 佐々淳行
  • 文春文庫
  • 古本
俺満足度:★★★☆☆

先日テレビで『突入せよ!あさま山荘事件』を観たら面白かったので、たまたま買ってた「あさま山荘」物を読んでみた。

んで。巻頭に載っていた当時の写真、キャプションに「左が著者」の文字。現地にいた人が書いたなら期待できそうだと思って著者名を確認したら「佐々淳行」とあった。映画の主役もサッサだったような。あ、これが原作か。

なんか連合赤軍アツい。人質取って立てこもって銃撃戦。スゴい劇場型テロ。機動隊が丸腰というのも悲壮感。内田隊長殉職の場面が俺的クライマックスだった。盛り上がってる最中にちょくちょく挟まる佐々のウザい自慢話がなければ満点に近い。

■2003年12月23日 [書籍の類]
おとこの秘図 (下)
  • 池波正太郎
  • 新潮文庫
  • 手持ち
俺満足度:☆☆☆☆☆

やっと読み終わった。心の底からつまらなかった。

んで。最初から最後まで『さむらい劇場』のコピペが基本だった。違いは主人公がエロ漫画に目覚めちゃったところくらい。もっとも、それにしたって他で使ってるネタの流用だけどな。特定の表現が集中的に出現することなども合わせて、とにかくラクをしたかったことが見え見え。所詮は三文小説家だからしょうがないのかもしれないが、よくこんな原稿でOKしたな週刊新潮編集部。

あ、でもちょっと見方を変えれば池波作品の集大成と言えるかも。コピペ小説という意味で。

■2003年12月21日 [書籍の類]
おとこの秘図 (中)
  • 池波正太郎
  • 新潮文庫
  • 手持ち
俺満足度:☆☆☆☆☆

やっとの思いで中巻撃墜。心底ツラいぞ。

んで。時代が変わって吉宗登場。主人公の徳山五兵衛は鷹狩りで弁当食ってる将軍を発見。もちろん即座に殴り倒した。その他諸々、要するに今回も『さむらい劇場』をコピペして無駄な文章で水増ししただけ。まともな作家のやることじゃないわな。

しかし横着もこの域まで達すれば芸と呼べるかも……呼べねぇよ。

■2003年12月19日 [書籍の類]
おとこの秘図 (上)
  • 池波正太郎
  • 新潮文庫
  • 手持ち
俺満足度:☆☆☆☆☆

分厚い文庫3冊組。全然面白くないがスラスラ読める。ツッコミ所満載。

んで。時は元禄、将軍は綱吉公なので時代背景の説明はいつものコピペ。主人公は旗本の妾腹の子で、謎の親娘を助けた縁で謎の集団と知り合った。という展開も小ネタも『さむらい劇場』と全く同じなので基本コピペ。違いは話に関係のない無駄な文章の量だけ。接続詞が間違いだらけで日本語になってないのがツラい。

まだ中下巻が残っているけど、きっと最後まで『さむらい劇場』と同じなんだろうな。

■2003年12月16日 [書籍の類]
蝉しぐれ
  • 藤沢周平
  • 文春文庫
  • 借り物
俺満足度:★★★☆☆

弟が買ってきたので借りてみた。そういえば最近本屋で平積みになってると思ったらNHKか。

んで。舞台はもちろん海坂藩。文四郎少年が政権争いに巻き込まれたり剣の道に走ったり淡い恋をしたり友情に燃えたりする成長期をしっとりと。やはり時代物は藤沢周平に限る。安心して読めた。

完成されすぎで書くことないよ。

■2003年12月11日 [書籍の類]
青の炎
  • 貴志祐介
  • 角川文庫
  • 貰い物
俺満足度:★★☆☆☆

これも母親がどっかで貰ってきた。春に映画化されたらしい。聞いたことないが。

んで。主人公の男子高校生が義父殺しの完全犯罪を目指す物語。まず犯罪ありきなので倒叙型というヤツか。2人殺して結局バレた。だんだんと追いつめられていく主人公には感情移入の余地あり。美少女の同級生に好かれちゃったり可愛い妹と仲良しだったりで萌え要素もある程度豊富。ただし妹とは血がつながってないので減点。

映画になるくらいだから普通に読めた。でも微妙に物足りない。なにかが足りない。

■2003年12月09日 [雑誌の類]
ハッカージャパン2004.1月号
ハッカージャパン (2004.1月号)
  • 白夜書房
  • 隔月誌
読んダラ通算7号目

隔月誌。もう2ヶ月も経ったのか。早。

んで。特集は「セキュリティツール」。ツールとか言われても興味なかったので飛ばした。そんなわけで非常に読むとこが少なかった。でも役に立つ小ネタが載ってるから買わなきゃいけない気がする。勘違いかな。

「プロジェクト×」のお題はOS。UNIX、MS、IBMあたりの流れがザックリと解説してあって面白かった。それ以外のページについては聞くな。

■2003年12月08日 [書籍の類]
最悪
  • 奥田英朗
  • 講談社文庫
  • 貰い物
俺満足度:★★☆☆☆

母親がどっかで貰ってきた本。捨てるというから読んでみた。650ページもあって文庫カバーに入らないし読みにくいので読む前からいきなり減点。

んで。零細町工場の社長、銀行勤めのOL、無職のチンピラによる群像劇。最終的に1つの事件に集約した。しかし事件に至るまでが長い。いつになっても事件が起こらないから心配になった。キャラがウダウダしすぎで爽快感とか興奮とは無縁のダウナー系、最後も不幸中のハッピーエンド。どうもハッキリしない。

細かい設定や描写がリアルな点は評価できるけど、この人の他の作品を読んでみようとは思わない。

■2003年12月07日 [書籍の類]
雲霧仁左衛門 (後編)
  • 池波正太郎
  • 新潮文庫
  • 手持ち
俺満足度:☆☆☆☆

やっと終わった。

んで。後編の半ば以降、クライマックス付近だけは読めた。前編での散らかりっぷりを考えれば最後はよくまとめたと思う。未消化な伏線が多いのは池波のデフォだからしょうがないか。

池波はどれを読んでもキャラ設定と小ネタが使い回しだからツラい。そして全てにおいて冗漫すぎる。一言で書けることでも必ず無駄な台詞を散りばめたり関係ない文章を挟んだりするから内容がどんどん薄まっちゃう。読み捨て作家というイメージはそのせいだろうな。

■2003年12月05日 [書籍の類]
雲霧仁左衛門 (前編)
  • 池波正太郎
  • 新潮文庫
  • 手持ち
俺満足度:☆☆☆☆

今月最初の文庫は池波処分シリーズ。読む前からストレスに悩まされつつ。

んで。比較的有名な作品ということで淡い淡い期待を抱いてたんだけど完璧なまでに裏切られてるところ。たまたま見かける、偶然出会う、といった強運を軸にした超ご都合主義な展開なのでバカらしい。不必要な記述が多すぎる。そもそも文章力がない。ツラい。

後編が残ってるんだけど、どう考えても期待したら負けだなぁ。

■2003年12月02日 [雑誌の類]
Newton2004.1月号
Newton (2004.1月号)
  • ニュートンプレス
  • 月刊誌
読んダラ通算14号目

最近パッとしない『ニュートン』。そろそろ面白い特集がほしいんだが。

んで。特集「新地球の科学」は対流をキーワードに地球の動きを実験してみようという企画。主にプレートテクトニクス、少しだけ偏西風。なんか浅い。『科学朝日』はもっと面白かったなぁ。と朧気な記憶で言ってみる。

でも今月号は珍しく特集以外にアタリが多かった。「絶滅した日本産トキ」「中国の有人宇宙飛行」「ライト兄弟から100年」など。一番気になったのは「雑種化する野生生物」。逃げ出して野生化したペットと土着種の交配が進んでるんだって。生物の世界もボーダレス。人間さえいなければ……人間イクナイ!

さて。来月の特集は「ゼロの科学」。今度こそ期待していいのか。あと、たぶん緊急報告でH-IIA6号機の打ち上げ失敗。JAXAいきなりもうだめぽ。

■2003年12月01日 [雑誌の類]
航空ファン2004.1月号
航空ファン (2004.1月号)
  • 文林堂
  • 月刊誌
読んダラ通算6号目

なんと9ヶ月振りの『航空ファン』。すっかり忘れてた。

んで。特集は「平成の零戦 F-2のいま」。未だに実物を見たことがないので鬱憤を晴らすために読んだ。F-2はカコイイ。青系の洋上迷彩がお洒落だ。ミサイルも沢山積める。こんな素敵な機体を130機しか作らないなんてもったいない。AAM-4運用能力を追加してF-4後継機にはぜひF-2改を。純国産も魅力ではあったけどF-2で大満足な俺さ。

F-2のついでに本家F-16の進化形も載ってた。ブロック50+とブロック60のCFTはマッシブで格好いい。F-2用のCFTも作ってほしいなぁ。