- [著] 筒井康隆
- [刊] 新潮文庫
- [入手経路] 古本
- 俺満足度:★★★☆☆
週7日出勤。精神的限界目前なので早くどうにかしないと逃亡する。でも本は読む。
んで。今回の筒井は平成時代の短編集。全18編収録で当たり外れはあるけど安心して読めた。初期短編と比較すると勢いが弱いし意味がわかんないのもあったけど、それはそれとして楽しめた。
まったりとした凄さを感じた「鳶八丈の権」は珍しく時代物。鬱の亭主を抱えて身体で生活費を稼いでた女房、正気を取り戻した亭主がそれを知って、という話でオチがよかった。「最後の喫煙者」は筒井の真骨頂。馬鹿馬鹿しいけどちょっと怖い。