- [著] 筒井康隆
- [刊] 文春文庫
- [入手経路] 古本
- 俺満足度:★★★☆☆
唯野教授の番外編を読んでみた。本編を読んでてよかったと思ったのは番外編なら当たり前か。
んで。本編にタイトルだけ出てきて気になっていた「ポスト構造主義による『一杯のかけそば』分析」が入ってたよ。『一杯のかけそば』をポスト構造主義的に分析すると、ファシズムやスパイが深く関わる壮大な話になるらしい。「寝る方法」みたいな論理展開で大笑い。
その他「唯野教授への100の質問」というメタなインタビューと、文芸批評に関する筒井の対談2本。こちらは面白いもんじゃなかった。「かけそば分析」だけのための一冊だな。