読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2004年08月26日 [書籍の類]
八甲田山死の彷徨
- [著] 新田次郎
- [刊] 新潮文庫
- [入手経路] 新本
- 俺満足度:★★★★☆
苦労が続いたので読みたい本を読むことにした。いやもうホントに司馬遼は無理。
んで。明治時代の日本陸軍が挑戦した八甲田山の雪中行軍で人がバタバタ死ぬ話。先日CATVの日本映画専門チャンネルで映画『八甲田山』を観て、細かいところがよくわかんなかったので原作に挑戦。人生初の新田次郎。これが淡々としつつもエキサイティングで面白かったんだな。司馬遼に苦しめられた直後だったから文章力にも感動。実話を元にしたフィクションとはいえ、これに近い事故が起こったと思うと感慨深い。
それにしても八甲田は魔の山だ。今でも毒ガスで死人が出るもんね。