2004年09月 の日記
■2004年09月28日 [書籍の類]
新・平家物語 (2)
  • 吉川英治
  • 講談社吉川英治歴史時代文庫
  • 借り物
俺満足度:★★☆☆☆

全くペースが上がらない。1冊読むのに1週間。苦しいな。

んで。吉川英治の文体にも慣れてきて状況が好転しそうな気配。第1巻を丸々使った序章が終わって保元の乱が開幕。崇徳天皇と後白河上皇が戦うことになって、平家と源パパは天皇側、源祖父は上皇側。天皇が勝った。直後に平治の乱が勃発。藤原信西・清盛組と藤原信頼・義朝組の対戦で、後白河上皇と二条天皇を取り戻した清盛の勝ち気配濃厚。こうして書いとかないとすぐ忘れるからな。

この調子で戦が多発してくれれば読める。有名作品のポテンシャルを見せてくれ。

■2004年09月21日 [書籍の類]
新・平家物語 (1)
  • 吉川英治
  • 講談社吉川英治歴史時代文庫
  • 借り物
俺満足度:☆☆☆☆

ペナン島の結婚式は無事終了。羽織袴は大好評だったので、苦労して着た甲斐があった。あとペナン飯最高。でも現地人しかいない超汚い屋台ばっかだったから病気が怖ぇ。

んで。日本に向かう機内で弟からの借り物シリーズ最大の壁が登場。奇跡を信じて俺の挑戦が始まる。序盤の主人公が平清盛かと思ったのも束の間、話は脇道に。俺の知ったことじゃないエピソードが多い。読点はそれ以上に多い。他人の嫁に横恋慕する盛遠の話より本題を進めてほしい。

ストーリーも文章も面白くないから非常に困ってる。これって全何巻?

■2004年09月17日 [書籍の類]
平の将門
  • 吉川英治
  • 講談社吉川英治歴史時代文庫
  • 借り物
俺満足度:☆☆☆☆

友達(マレーシア人)の結婚式に出席するためペナン島に初上陸。日本人は俺1人なので羽織袴で大和魂を見せつけようと計画中。

んで。吉川英治に初挑戦。平将門といえば関東で暴れたら鎮圧されて首が飛んでった人という程度の認識だったから、新鮮な気持ちで読めるかと思いきや全然。なにせ将門のキャラが弱い。周りに躍らされて自分でも知らないうちに挙兵、直後に討伐された。これじゃただのバカだ。

そんな主人公以上に困ったのが吉川英治の文章力。読点の量がスゴすぎる。文節毎に区切ってるよ。リズム悪すぎで読みにくいったらない。

■2004年09月13日 [雑誌の類]
Newton2004.10月号
Newton (2004.10月号)
  • ニュートンプレス
  • 月刊誌
読んダラ通算23号目

いつもなら月末~月初には読み終わる『ニュートン』だけど、空自同好会のコスプレ大会があったりして余裕ナシ。遅れに遅れて今日になった。

んで。特集は「時間とは何か?」。アオリ文句には「タイムトラベルは可能か?」などとあったが、全て答えは出ていなかった。勝手に疑問符をつけておいて答えが出てないって、そんな自己完結されたらリアクションに困る。

特集以外では「暑くなる巨大都市」が少々読めた以外は低調。特に死してなお俺を困らす竹内均の「GEOGRAPHIC」はいつもより散漫さ120%UPで意味不明だった。これは無理。

■2004年09月13日 [書籍の類]
日輪の遺産
  • 浅田次郎
  • 講談社文庫
  • 借り物
俺満足度:★★☆☆☆

浅田再開。2ヶ月近く隔離してたリハビリ効果でそれなりに読めた。ワンパターンな浅田を読むには適度なインターバルが必須なようだ。

んで。日本軍が残した莫大な埋蔵金の行方を追った話。過去と現在を交互に繰り返すお得意の展開だった。ストーリーも含めて『シェエラザード』とそっくり。ま、初期作品なりの一生懸命さが感じられたのが救いかな。面白くはないが、浅田の中では比較的読める部類に入る。

文庫版あとがきに「大きく改稿したい箇所はいくらでもあった」とあったが、直さなくて正解だったと思う。唯一の救いである一生懸命さが消えたら『シェエラザード』と全く同じだから。

■2004年09月05日 [書籍の類]
帝都東京・隠された地下網の秘密
  • 秋庭俊
  • 洋泉社
  • 借り物
俺満足度:★★★★

豪州時代からの友人Yが面白いからと貸してくれた本を読んでみた。

んで。地下鉄の駅に使われてないフロアがあるとか地下鉄のルートに不自然な箇所があるとかいう話。どれも確かめようがないのが残念だが、確かに面白かった。ただ説明が異常に下手で意味不明な文章が多すぎる。誰かリライトしてやれよ。

ともあれ読んでよかった。明日から地下鉄に乗るのが楽しくなりそうだ。実は地下って大好きなんだよなぁ。神保町交差点の階段とか気になってしょうがない(;´Д`)ハァハァ

■2004年09月03日 [書籍の類]
羅生門・鼻
  • 芥川龍之介
  • 新潮文庫
  • 借り物
俺満足度:☆☆☆☆

生まれて初めて芥川龍之介を読んでみたけど、こいつは大変だ。壮絶にアレだ。もう俺はどうすればいいのか。

んで。「羅生門」は無職男が追い剥ぎしただけ。「鼻」はデカ鼻が小さくなって笑われてデカ鼻に戻って安心しただけ。「芋粥」は大量の芋粥を見たら食べたくなくなっただけ。どうでもいい話ばっかりだな、おい。中でも最凶だったのは「邪宗門」。ストーリーも何もないまま「未完」の文字。そうでなくても壮絶に意味不明なのに未完って、俺の苦労はどうなっちゃうのさ。

芥川の面白さがどのへんにあるのか詳しく説明してもらいたい。