読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2004年11月13日 [書籍の類]

新・平家物語 (14)

  • [著] 吉川英治
  • [刊] 講談社吉川英治歴史時代文庫
  • [入手経路] 借り物
  • 俺満足度:★★★★

予定を少し上回るペースで読み終わり。エロ本屋に勤めてた頃とは比べようもないけど、これくらい読めれば楽しい。

んで。いよいよ壇ノ浦。源平最後の決戦だし1冊じゃ終わらないかも、という期待はアッサリ裏切られてすぐ終戦。平家ほぼ絶滅。後半は戦後処理。あっさり味。壇ノ浦では“波の下にも都の侍ふぞ”の台詞がなくて残念。これがあれば泣けたのだが。

しかしそれを補ってあまりある感銘を受けた一節が。最後の戦に向かう荒公達・能登守教経の「生は一宵の酔い。死は一杯の水。」 頭悪げで好きじゃなかった教経が、これで一気にベストキャラに。安芸兄弟を道連れにした最期も(・∀・)イイ!!