読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2006年12月02日 [書籍の類]
ゾウの時間 ネズミの時間 サイズの生物学
- [著] 本川達雄
- [刊] 中公新書
- [入手経路] 古本
- 俺満足度:★★★★☆
開発中のWebアプリが重いのでPostgreSQLを速くしろとの指令が下った。RDBMSは全然知らないので勉強しているふりをしているここ数日。こういう仕事は楽しい。
んで。今さら読んだ。動物の時間が体重に比例する話。時間だけじゃなくエネルギー効率や移動速度、構造なんかも体重と比例関係にあるという展開で、途中少々ダレたもののかなり面白かった。中でも微生物の鞭毛・繊毛とレイノルズ数の関係と、呼吸系・循環系と酸素の拡散に関する話がスゴかった。計算式は無視したが、生物が物理法則に縛られていることは理解したぞ。終盤は昆虫、木とサンゴ、棘皮動物それぞれの構造について。ここが一番楽しかったかも。
こんなにエキサイティングな本だと知っていれば、もっと早く読んだのに。