読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2007年11月09日 [書籍の類]
漂流
- [著] 吉村昭
- [刊] 新潮文庫
- [入手経路] 古本
- 俺満足度:★★★★☆
ヒマだったので防衛省のガンダム計画を見てきた。まぁその、なんというか、あまり深くは追求しないけど応援はしている。ガンガレTRDI。道は果てしなく遠い。
んで。引き続き漂流モノ。時は天明年間、小笠原の無人島(鳥島)に漂着しちゃった土佐の船乗りが大変だった話。仲間を失って独りになったり新たな仲間が加わったりの各種イベントを消化しながらアホウドリを喰らい続けること12年余、ついに流木で船を造って内地に帰還を果たした感動巨編だった。淡々としてるのになぜか盛り上がるのは吉村昭の真骨頂。
イケてない翻訳物が続いた後だったから、なおさら感動的だった。本は日本語ネイティブに限る。